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コケイラン属 クモキリ属 ホザキイチヨウラン属 ショウキラン属 フタバラン属

コケイラン

クモキリソウ

ジガバチソウ

セイタカスズムシソウ

ホザキイチヨウラン

ショウキラン

コフタバラン
フタバラン属 カキラン属 キンラン属 トキソウ属 ツレサギソウ属

ミヤマフタバラン

カキラン

ギンラン

ヤマトキソウ

キソチドリ

ナガバキソチドリ

オオヤマサギソウ
ツレサギソウ属 アオチドリ属 テガタチドリ属 ハクサンチドリ属

ミズチドリ

アオチドリ

ノビネチドリ

ウチョウラン

 コケイラン
          (小尢)

    コケイラン属 花期:5月〜6月

山のやや湿った林内に生える。高さは、30〜40cm


花の特徴
茎頂の花序に、黄褐色の花を総状に多数つける。萼片と側花弁は披針形で、黄褐色。長さは約1センチ。唇弁は白色で、紅紫色の斑点があり基部から3裂。

葉の特徴
葉は開花株で2枚つけるが、開花の頃枯れる。


分布
四国、北海道、本州、九州
茎の上部に多数の花をさかせる 地味な花の中で、前に出る唇弁の白さが目立つ アップで見ると、大きく開いた花。

 クモキリソウ
          (雲切草)

    クモキリソウ属 花期:6月〜8月

高さは、10〜20cm


花の特徴
5から15個程度の花をつける。花色は淡緑色,ときに黒褐色。側萼片と側花弁ともに細い管状。唇弁は幅が5mmと広く、下に強く反り返る。

葉の特徴
葉は2枚で,幅広い楕円形で長さ約10cm。縁がこまかく波打ち、葉脈の網目は、はっきりしない。

分布
四国、北海道、本州、九州
葉は2枚で、みずみずしい緑色 5から15個程度の花をつける 強く巻き込んだ唇弁が、特徴 葉の縁がこまかく波打つ

 ジガバチソウ
          (似我蜂草)

    クモキリソウ属 花期:5月〜7月

花の形が蜂のジガバチを連想するので似我蜂草。高さは、10〜20cm


花の特徴
10から20個程度の花をつける。花色は淡緑色または黒褐色。側萼片と側花弁ともに線形で長さ1cm程度、唇弁はやや細く、先は鋭く尖っている。

葉の特徴
葉は2枚で,幅広い楕円形で長さ3〜8cm。横の脈が目立ち、網目状の模様がある。縁は軽く波打つ。

分布
四国、北海道、本州、九州
高さは、10〜20cm 10から20個程度の花をつける。 紫褐色の唇弁と細い4本の側花弁と側萼片が、ジガバチに見えないことはない。 葉は2枚で,横の脈が目立つ

 セイタカスズムシソウ
          (背高鈴虫草)

    クモキリソウ属 花期:6月〜7月

山の林内や岩上に生える。高さは、20〜40cm


花の特徴
淡緑色または紫緑色の花をまばらに咲かせる。2つの細い花弁状の萼片が唇弁を支えるように左右に広がる。側花弁は細い線形で萼片と同長。唇弁は大きく平滑だが、縁が少し巻き込む。

葉の特徴
葉は2枚で,幅広い楕円形で長さ約10cm。縁はこまかくゆるく波打ち、花茎を抱く。

分布
四国、北海道、本州、九州

■スズムシソウ
 セイタカスズムシソウよりも背丈は低いが、花は大きい。唇弁も大きくて、網状脈もはっきりしている。
山の林内や岩上に生える。高さは、20〜40cm 淡緑色の花、紫緑色もある。 唇弁は大きく平滑だが、縁が少し巻き込む。 葉は2枚で,縁はこまかくゆるく波打つ

 ホザキイチヨウラン
          (穂咲一葉蘭)

    
ホザキイチヨウラン属 花期:7月〜8月

針葉樹林やぶな林に生える
高さは、15〜30cm。

花の特徴
花は淡緑色で小さく、密に多数つける。
唇弁は広卵形で、先は細く尖る。

葉の特徴
根元に幅4〜8cmの大きな広卵形の葉を普通一枚つける。

分布
四国、北海道、本州(近畿以北)
ぶな林に自生する 花は淡緑色で小さく、密に多数つける アップにしても、とにかく小さくて地味な花。 葉は普通1枚だが、手前は2枚に見える。

 ショウキラン
          (鍾馗蘭)

    ショウキラン属 花期:7月〜8月

山の林内に生える葉緑素を持たない腐生植物。
高さは、10〜30cm程度。


花の特徴
茎頂に淡紅色の花を2〜8個程度まばらにつける。長い花柄があり、唇弁は袋状で、中央に黄色の毛状突起がある。

葉の特徴
葉は退化して鱗片状。

分布
四国、北海道、本州、九州
葉緑素を持たない腐生植物 茎頂に淡紅色の花を2〜8個程度まばらにつける 唇弁は袋状で、中央に黄色の毛状突起

 コフタバラン
          (小二葉蘭)

    フタバラン属 花期:6月〜8月

草丈10cm程度の小さな小二葉蘭。

花の特徴
小さな花をまばらに4-10個総状に咲かせ、花は淡緑色で基部が丸く膨らみ、その先に細くなった萼片、花弁を広げて咲く。花の基部の丸みが特徴的で目立つ。花も草丈も小さく、かぼそいイメージ。

葉の特徴
2枚の葉が対生し、葉は三角形状で対生し、表面は光沢があり、縁が波打つ。


分布
四国、北海道、本州(中部以北)
草丈10cm程度の小さくかぼそい 花は淡緑色で基部が丸く膨らみ、その先に細くなった萼片、花弁を広げて咲く。 花期は少し過ぎている。基部が丸く膨らむ 2枚の葉が対生、葉は三角形状で、縁が波打つ

 ミヤマフタバラン
          (深山二葉蘭)

    フタバラン属 花期:7月〜8月

花茎は高さ10〜20cm程度。

花の特徴
花は緑褐色。花被片は5片共に狭長楕円形、唇弁はくさび状倒卵形で長さ6mm、先端は2裂し裂片の先は円い。

葉の特徴
中程に2個の葉を対生する。葉は濃緑色で、光沢があり、広心形で先は急に短くとがり、基部は切形かやや心形。葉より上の花茎や花柄に軟毛がある腺毛がまじる。コフタバランよりは、少し多きな葉。


分布
四国、北海道、本州(中部以北)、九州
草丈10から20cm程度と小型 唇弁はくさび状倒卵形で長さ6mm、先端は2裂し裂片の先は円い 2個の葉を対生、広心形で先は急に短くとがる

 カキラン
          (柿欄)

    カキラン属 花期:6月〜8月

花の色が柿色であることから柿欄。草丈30〜70cmと大型の蘭。

花の特徴
花は茎の上部に10個程度咲かせる。
唇片の先は、矢印状に尖り、中央にV字状の黄色の斑紋がある。 側花弁は橙黄色。 


葉の特徴
葉は5〜10個、互生で狭卵形。 長さ7〜12cm、幅2〜4cmで縦じわがある。 基部は茎を抱く。


分布
四国、北海道、本州、九州
花は茎の上部に10個程度咲かせる 唇片の先は、矢印状に尖り、中央にV字状の黄色の斑紋がある。 葉は5〜10個、互生で狭卵形

 ギンラン
          (銀欄)

    キンラン属 花期:5月〜6月

草丈10〜25cm。

花の特徴
花頂に白色の花を3個〜10個程度咲かせる。
萼片は長さ約1cm、側花弁はやや短くてあまり開かない。唇弁は基部が短い距となって、先端の内面に淡黄褐色の隆条がある。


葉の特徴

葉は3〜6個互生し、長楕円形。 長さ3〜8cmで基部は茎を抱く。


分布
四国、本州、九州
3〜6個程度の葉が互生する。 白い花この程度しか開かない 花の真ん中に淡黄褐色の筋 純な白い色の花

 ヤマトキソウ
          (山朱鷺草)

    トキソウ属 花期:6月〜8月

山の日当たりの良い草原に生える。高さは10〜30cm程度。
トキソウよりも花は小型で上向きに咲き、あまり開かない。

花の特徴
茎頂に、淡紅色の花を上向きに1個咲かせる。花がほとんど開かないのがヤマトキソウとの最大の相違点。

葉の特徴
葉は2枚に見えるが、下部のものが葉で花の下には葉に似た苞(苞葉)がある。  葉はやや厚みがあり、長楕円形で長さは5〜9cm。


分布
四国、北海道、本州、九州
山の日当たりの良い草原に生える 茎頂に、淡紅色の花を上向きに1個咲かせる。花がほとんど開かないが、この写真よりはもう少し開く。 葉は2枚に見えるが、下部が葉で花の下には苞   下部の葉、やや厚みがある

 キソチドリ
          (木曽千鳥)

    ツレサギソウ属 花期:7月〜8月

亜高山帯の針葉樹林に生える
高さは、15〜30cm。

花の特徴
茎の先に、淡黄緑色の花を10個程度をまばらにつける。唇弁は、線状で細長く長さ1cm程度、ほぼまっすぐに伸びる。側花弁は、両手を斜め上に広げたように左右に開く。花の中央の目のように見える葯は、やや間隔を開けて平行に並ぶ。背後にのびる距は、細い管状で水平方向に伸び、やや下方に湾曲する。

葉の特徴
茎の下部に丸みを持った楕円形の3〜6cm程度の長さの葉と、その上部に細長い楕円形状の鱗片葉を1〜2個つける。

分布
四国、北海道、本州、九州
10個程度の花を咲かせる 花は水平方向につく 両手を斜め上に広げたように左右に開く側花弁 空を飛んでいるようなイメージの花 下部の葉が丸みを持った楕円形

 ナガバキソチドリ(ナガバノキソチドリ)
          (長葉木曽千鳥)

    ツレサギソウ属 花期:7月〜8月

キソチドリに似て、葉が細長いタイプ。主に西日本に分布する。


花の特徴
花は、キソチドリとそっくり

葉の特徴
茎の下部に細長い楕円形の葉をつけるのが、キソチドリとの相違点。

分布
四国、本州(中部以西)、九州
下部の葉、細長い楕円形 花は、キソチドリとそっくり 葉の形が横にある笹と同じように細長い

 オオヤマサギソウ
            (大山鷺草)

    ツレサギソウ属 花期:7月〜8月

高さは、40〜60cm。

花の特徴
穂状の花序に淡緑色の花を多数密につける。側萼片は両手を広がたように左右に開出する。唇弁は舌状で長さ5〜6mm、やや後ろに反り返る。花の後ろに伸びる距は細長く、後方に突き出す。

葉の特徴
葉は、2個が大きくて細長い狭長楕円形で長さが、10〜20cmと長い。上部の葉は、急に小さくなる。


分布
四国、北海道、本州、九州
葉は、2個が大きくて上部の葉は、急に小さくなる。
淡緑色の花を多数密につける 側萼片は両手を広がたように左右に開出する 花の後ろに伸びる距は細長く、後方に突き出す。

 ミズチドリ
            (水千鳥)

    ツレサギソウ属 花期:6月〜7月

日当たりのよい湿原地に生える。高さは、50〜90cmと大型。

花の特徴
茎は先に多数の白色を穂状につけ、良い香りがある。側萼片は、手を横に広げたように開く。唇弁は長楕円形の舌状で長さ6〜8mm。距は細く長さ1cmで垂れ下がる。

葉の特徴
葉は、5個〜12個互生する。葉は下部が大きく、長さ10〜20cmの線状披針形で、基部は鞘となって茎を抱く。上部の葉はしだいに細く小さくなる。


分布
四国、北海道、本州、九州
日当たりのよい湿原地に自生、50〜90cmと大型。
しっぽのような淡緑色の距は細く長く、垂れ下がる 側萼片は左右に開くが、写真の花はこれから

 アオチドリ
          (青千鳥)

     アオチドリ属   花期:5月〜7月

緑の花を千鳥に見立てて青千鳥。高さは、20〜50cm程度。

花の特徴
茎頂に、淡緑色または緑褐色の花を多数つける。花の下側につける唇弁は3裂し、中央は微小。
花の下につける葉のように見える苞(ほう)は、花よりも長い。

葉の特徴
下部に鱗片葉(りんぺんよう)が数個あり、葉はその上に3〜5個互生する。長楕円形状で長さ8〜10cm程度。

分布
四国、北海道、本州(中部以北)
高さは、20〜50cm程度。 葉のように見える苞(ほう)は、花より長い 花も茎も緑褐色。 唇弁は3裂し、中央は微小 淡緑色の花、茎も淡緑色なっている 下の3枚が葉、小さい上部の2枚は苞(ほう)

 ノビネチドリ
          (延根千鳥)

    テガタチドリ属   花期:5月〜7月

高さは、30〜60cm程度で、ピンクの花が目立つ。

花の特徴
茎頂に、淡紅紫色の花を穂状に咲かせる。側花弁は左右に控えめに広げる。唇弁は、先が3裂する。

葉の特徴
葉は5〜10個程度つける。長楕円形で長さが7〜15cm程度で縁は波状に縮れる。

分布
四国、北海道、本州、九州
高さは、30〜60cm程度 茎頂に、淡紅紫色の花を穂状に咲かせる。 側花弁は左右に控えめに広げる。唇弁は、先が3裂する。 5〜10個程度の葉は、長楕円形で縁は波状に縮れる

 ウチョウラン
          (羽蝶蘭)

   ハクサンチドリ属   花期:6月〜8月

山の湿った岩壁に生える。高さは、7〜20cm程度。

花の特徴
茎頂に、紅紫色まれに白色の花を数個、一方向に向い咲く。唇弁は、3深く裂。後方に伸びる距は、1.5cmほどあり、花の大きさにの割には長く、後方先端部が下向きに湾曲する。

葉の特徴
葉は2〜3個つける。線形で細長く、長さ10cm程度。

分布
四国、本州(関東以西)、九州
山の湿った岩壁に生える 茎頂に、紅紫色まれに白色の花を数個、一方向に向い咲く。唇弁は、3深く裂。 後方に伸びる距は、先端部が下向きに湾曲する。 葉は2〜3個、線形で細長く長さ10cm程度


*苞(ほう)は、花の下部にあって、つぼみを包んでいた葉のこと。苞葉ともいう。

*鱗片葉(りんぺんよう)は、葉の形態の一つで、数ミリ程度の鱗(うろこ)のような葉が集まって構成される葉



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