四国の山めぐり  赤星山(2002年4月13日) : 1453m   
 
  ■高山植物に興味を持って山に登るようになって、是非見てみたいと思っている花の一つがカタクリ。
   このカタクリで有名な山が赤星山です。
   今年は、春の訪れが早くて、桜も例年より1週間以上も早いので、カタクリもそろそろ
   咲いているかも? という期待で赤星山に登りました。

   赤星山に登るコースとしては主に2つあります。
   ひとつは瀬戸内海側の三島・土居方面から上るコースで、途中に大小の滝が連続する渓谷の
   美しさを楽しむことができます。
   もう一つは、赤星山の南側の中尾集落から登るコースがあります。こちらの南側のコースの方が
   比較的楽に登れるので今回はこのコース。
   
   南側からの登山口へは、大栄山トンネルを通り別子山村、筏津山荘を抜けます。筏津山荘を
   抜けると2車線の快適な道路になり、しばらく走ると中尾へ向かう案内標識があるので、そこを
   左折(北側)し林道を走ります。この舗装された林道走ると、分岐に到着。ここを右折すれば、
   中尾集落。中尾集落からも赤星山に向かう登山道がありますが、分岐を左折すればさらに
   奥にある登山口にいけます。
   
   奥の登山口には中尾集落に向かう分岐を左折し、最初の分岐を右折しT字路のところまで走ります。
   このT字路周辺に車を駐車して、右に向かう林道を5分程度あがると登山口に到着。
   ただし、中尾集落分岐からの林道はかなり悪路。距離は4Km程度ですが、普通の乗用車だと
   ギリギリ。少し油断すると底をすります。多少時間はかかりますが、中尾集落からの登山口を
   利用するのが無難。

   今回は、ギリギリのところを無理して奥の登山口を利用。家からは、55Kmで1時間40分程度。
   
カシミール3Dによる赤星山 (山旅倶楽部の地図データ利用)
高度データ  登山口    :約 ***
 赤星山   :1453m
 
コースタイム  登山口(9:30) → 赤星山頂上(11:45〜12:05) 
  →崩壊部下のカタクリ群生地(13:00〜14:00) 
  →林道(15:00) →林道T字路/車駐車(15:30)
 *今回歩いたのは、車駐車位置から紫のコースを
   反時計回り。

 ■林道奥の登山口から登山道
   登山口からは、しばらく明るい林内を歩きます。登山道も整備されており広々としてゆったりと
   歩けます。
   林内では、エイザンスミレやタチツボスミレなどのスミレが大変多く咲いてました。ミヤコアオイの
   花も見ることができました。   
   明るくゆったりとした登山道    登山口からの風景
 
 ゆったりとした登山道を歩いていくと、やがて幾本もの倒木。さらに進むと稜線沿いの登山道になります。
 ここからは多少急な坂。
 シャクナゲが多数自生してますが、花は全く咲いておらず、つぼみもほとんど付けていない。
 時期が早いのか?それとも、今年は裏年で、あまり花が咲かないのか?

 赤星山の頂上に近づいていくと、ぽつぽつとカタクリの葉を見ることができるようになります。
 少ないが、つぼみを付けているものもあるが、花は全く咲いていない。頂上から下山してくる人からも
 花は全く咲いていないとの情報。やっぱりまだ早いのか?
カタクリのつぼみ シャクナゲ



■赤星山頂上
  いつものように、ゆっくりと写真を撮りながら歩いたので、2時間半もかかって頂上に到着。
  頂上でも、カタクリの葉を数多く見ることができたがやっぱり花は咲いていない。
  今日は、同じようにカタクリの花を期待して、結構多くの人が登ってきていました。
  
  頂上からは、土居・三島の街や瀬戸内海が一望できる。
  二つ岳や東赤石山などの赤石山系も見渡すことができる。

  


赤星山頂上から望む、土居・三島の町並みと瀬戸内海


赤星山頂上から望む、赤石山系

 ■登山道の崩壊ルートとカタクリの花と遭遇
   カタクリの花をあきらめて、登ったルートを帰り始めると、すれ違った人から”カタクリが咲いている”と
   いう話を聞いた。詳しく聞くと別ルートを行くと、もう少し下ったところにカタクリの群生があり、
   数は少ないけど花が咲いているとのこと。ただし登山道途中の沢が崩落しているため、注意必要との
   情報を教えてくれました。

   せっかくなので、迷ったら同じルートを戻ってこようと思い、カタクリの花にとトライ。
   
   頂上から稜線を15分ほど下ると、分岐がありそこを右にコースをとる。登山道はしっかりしていて
   しばらく歩くと問題の沢の崩壊部に到着。
   慎重に崩壊部を降り、上がれそうなところを探して少し沢伝いに登って、崩壊部を通過。
   
   崩壊部を通り、20〜30分程度下るとカタクリの群生に遭遇。ここまでの道は、多少藪こぎのところもあるが
   しっかりとリボンを頼りにすれば迷うことはない。
   ここのカタクリの群生の中でなんとか、5個程度の花を見ることができた。あきらめていただけに感動。
   見頃は1〜2週間ぐらい先。
   
   ここで、1時間ほど写真を撮りながらゆっくりと過ごす。
  
  
  カタクリの群生地からも、リボンを頼りに登山道を
  しっかりと見定めて降りる。
 
  ここからの下りの登山道は、登りのルート以上に
  多くの高山植物を見ることができた。
  エイレンソウやニリンソウの花。
  バイケイソウの若葉やヤマシャクヤクの蕾。
  エイザンスミレなどのスミレの花。

  途中鉄塔に出るが、ここも下る方向にまっすぐに通過。
  しばらく歩くと、稜線から下る分岐の三叉路、ここは下りの
  方向に左折。
  カタクリの群生地から1時間ほどで、林道に到着。
  この林道をそのまま下っていくと、朝車を止めたT字路に
  到着。  

  

 ■カタクリの赤石山と春の山野草
   期待していたカタクリの花、赤星山山頂上付近では、蕾しか見ることができずに、あきらめかけていたが
   数は少なかったけど、なんと花を見ることができた。
   赤星山は、カタクリだけでなく、春の山野草・高山植物の花も見ることができた。
   この写真以外にも、シコクブシ、バイケイソウ、ヤブレガサの若葉やヤマシャクヤクの小さな蕾も
   ありました。

   ○カタクリ
     高山植物の中でも人気のあるカタクリの花。
     愛媛県では、赤星山となすび平が有名で、花の時期になると多くの人がこの花を見に山に登ります。
     発芽から花が咲くまでに5年以上かかります。貴重な花です。




○登山道の明るい林内では
   初めてみるミヤコアオイの花を数多く見ることができました。
   また、スミレの花も林内の至る所で見ることができ、エイザンスミレも初めてみることができました。

ミヤコアオイ エイザンスミレ エイザンスミレ(白花)
タチツボスミレ フモトスミレ??? ハルトラノオ

 ○エイレンソウ
    3枚の葉の上に花を付けるエイレンソウ。その面白い姿は、マントを羽織った旅人に見えます。
    沢の崩壊部より下った、カタクリの群生よりさらに下ったところで見ることができました。


 ○ヤマエンゴグサ
    この花の姿も、空飛ぶ妖精をイメージするような面白い形をしています。
    登りと下りの登山道で群生しているのを見つけました。

○下りの登山道で、いろんな春の山野草を見つけました。
ニリンソウ ミツバテンナンショウ シコクサバノオ

コチャルメルソウ ヤマルリソウ ユキザサの若葉 ハシリドコロ

○登山道を下った林道で花が咲いてました。
フウロケンマ キランソウ (ヒナ)ワチガイソウ?


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