四国の山めぐり 二ツ岳(1647m): 2002年6月22日  

 ■二ツ岳
     二ツ岳は鋭い岩峰群を持った山で、岩や樹木の根をつかみながらの登る、
     四国でも有数のアップダウンの多い難コースです。
     遭難も多い山で”迷山”とも呼ばれており、岩場の稜線を山頂に向かう登山道には
     三島警察署による、こんな標識も立てられています。    
   この二ツ岳に、初めて登ってきました。
  二ツ岳に登るコースは、土居側からと別子山村側からの
  コースがありますが、今回は別子山村コース。
 
  登山口には、別子花街道を別子山村から伊予三島に
  向かい、途中の岩淵バス停を左折。
  2つ目のY字路を右に進む。
  この林道は舗装されており、スムーズに登山口に到着。
  家から、約1時間(40km)

カシミール3Dによる二ツ岳 (山旅倶楽部の地図データ利用)
高度データ    登山口  :約900m
 峨蔵越  :1266m
 二ツ岳  :1647m

コースタイム  登山口(9:20) → 峨蔵越(10:30) →
 鯛の頭(11:50〜12:00) → 二ツ岳山頂(12:35〜13:10) →
 鯛の頭(13:35〜14:05) → 峨蔵越(14:35) →
 登山口(16:00)   


■登山口から峨蔵越

  登山口から峨蔵越までは、よく整備された登山道で快適。
  人工林の樹林帯の中を歩いたり、水場も2ヶ所ほど渡って
  峨蔵越に向かう。  
 
  薄暗い樹林帯を抜けると、ガクウツギ、コガクウツギ、ネジキ、
  エゴノキなどの樹木の花。

  山野草も、ナルコユリ、アマドコロ、ミヤマムグラ、イチヤクソウ、
  ミズタビラコ、サワギク、ミゾホオズキ、コナスビ、アカショウマ
  などの花。

  ヤマアジサイも咲き始めてました。
  
二ツ岳の登山口

 

  ○1時間強で、峨蔵越に到着。
     ここは、別子山村と土居からのコースの合流点。
     ここからは、いよいよ稜線沿いに二ツ岳へ向かう
     岩や木の根をつかんで登る難コース。

     ここの標識には
       ”山をなめるな!! アメをなめよ!”


エゴノキ  頭上に真っ白い花をぶら下げてました。    ネジキ  白い蕾のような花がいっぱい。


     アマドコロ   足下にアマドコロの釣り鐘状の白い花、ナルコユリに良く似ている。


コナスビ ミズタビラコ サワギク


ヤマアジサイ アカショウマ ミヤマムグラ


ミゾホオヅキ ナルコユリ

 ■峨蔵越から鯛の頭
     峨蔵越からは、いよいよ岩場の稜線沿いのコース。
     いきなり、岩や根っこをつかみながらの急坂。
     ただし、踏み後がしっかりと残っており、リボンによる目印もあるので
     迷うことはなさそう。

     途中、見晴らしの良い岩場で休憩しながらの登る。
     きついコースだが、見晴らしもよく、高山植物も多く見られるので楽しみながら慎重に登る。             

  ■鯛の頭
     峨蔵越から二ツ岳に向かう途中にある
     巨大な奇岩 ”鯛の頭”に到着。
     この”鯛の頭”には、岩をつかみながら
     てっぺんまで登ることができる。
      (右の写真の
印の所に登っている人)
    
     ちょうど、ここで居合わせた人に教えて
     もらって、てっぺんまで登りました。
     絶景!!。


     午前中曇っていた天気も、晴れ間が出てきて
     鯛の頭のてっぺんからは、瀬戸内海、土居、
     新居浜が一望。

”鯛の頭”の全景   二ツ岳山頂よりからの”鯛の頭”遠景
     左上奥に見えるのが、赤星山


 ”鯛の頭”のてっぺんからの瀬戸内海方面の展望 土居や新居浜の町並みも望めます。
              (拡大写真、写真をクリックしても見えます。


”鯛の頭”のてっぺんからの山並み
             (拡大写真、写真をクリックしても見えます。

 ■鯛の頭の高山植物 
   この鯛の頭には、岩にしがみついて花を咲かせている多くの高山植物が見られました。
   
   この時期イワキンバイ、ヤマニガナが花盛り。
   ツガザクラがやっと花を咲かせ始めていた。

   ギボウシが紫色の蕾。

イワキンバイ ツガザクラ ヤマニガナ


ギボウシの蕾?

 ■二ツ岳山頂へ
     峨蔵越から二ツ岳山頂に向かうコースは、鯛の頭だけでなく登山道のあちらこちらで
     高山植物が花を咲かせていた。          
   
 

  ○オオヤマレンゲ
     ”鯛の頭”に向かう途中で
     思いかけず、オオヤマレンゲ。

     ”天女”の別名のある純白の気品の
     ある花です。

     なんとか、2輪咲き残ってました。
 
    





  ○ネバリノギラン
     黄緑色の壺形の小さな花を多数咲かせる
     ネバリノギラン。
     岩場の登山道や、二ツ岳の頂上で
     見かけました。







  ○ドウダンツツジとベニドウダンツツジ
     釣り鐘状の小さな花を多数ぶら下げている
     ドウダンツツジ。

     白い花、紅がかかった花、
     紅色のベニドウダンツツジ。    
ネバリノギラン

ベニドウダンツツジ ドウダンツツジ

キバナツクバネウツギ ヒメウツギ




 ■二ツ岳頂上
   鯛の頭を12時に出発。
   二ツ岳の頂上を目指す登山道にも
   シコクフウロ、バイケイソウなどが育ってました。

   木の根をつかんで急坂を上ると
   二ツ岳頂上。
   頂上は、そんなに広くない。
   
   東よりに5mぐらい移動すると、
   頂上よりも展望が開けたスペースに出る。

   目の前は、切り立った絶壁なので
   足下に注意しながら、展望を楽しみました。


  ○二ツ岳頂上からの展望(拡大写真、写真をクリックしても拡大写真が見えます。

 迷い山と呼ばれ、四国では遭難者が多い山ですが、踏み後もしっかりしており、
 マーキングのリボンもあって慎重に登れば問題はない。
 登りはきついが、すばらしい展望や、樹木や山野草の花、変化に富んだコースで
 楽しみながら登ることができる魅力的な山。
 
 ただ、下りは急坂や岩場のためルートを外れそうな所もあるので、特に下りは要注意。
 滑落しそうな所もあるので、雨などの滑りやすい日や、見通しの利かない霧が
 かかった時などは、この山には登らない方が無難です。 
 

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