四国の山めぐり  平家平(1693m)〜冠山(1732m) : 2002年 9月21日 
  
 ■平家平から冠山に縦走(本川村の足谷登山口から)
   
   平家平から冠山に続く縦走路は、石鎚山系や赤石山系の
  展望や、頂上付近に広がる広大な笹原がすばらしいコース。

   昨年、別子山村の住友フォレスタから登ったことがあるが、
  今回は初めて高知県本川村の足谷登山口から登った。
   
   
西条の加茂川沿いに 国道194号線を走り、寒風山トンネルを
  抜け、しばらく走って早明浦ダムに向かう県道に入る。
  その後林道足谷線に入る。 この林道は、初めは舗装されて
  いるが、後半は未舗装のダートな道。少し気を抜くと車の底を
  すってしまう。
   
   この林道をさらに進んでいくと、道の右側に平家平の
  登山口の標識。この登山口の前に車を駐車する。

    *平家平の名の由来は、壇ノ浦の戦いで敗れた
      平家一族が、この山を通って横倉山に落ちのびた
      ことに名付けられたそうです。



   
 


平家平の頂上にて
       カシミール3Dによる平家平 (山旅倶楽部の地図データ利用)

     ◇高度データ
       足谷登山口  :約950m
       平家平    :1693m
       冠山      :1732m
       

◇コースタイム
  本川村の足谷登山口(8:00) →
  展望が開ける地点(11:00)  → 
  平家平頂上(12:00〜12:20) → 
  冠山頂上(13:20〜13:50) →
  平家平頂上(14:40〜15:00) →
  樹林帯の中へ(15:50) → 足谷登山口(17:00)
    *家から1時間20分 (43Km)




■本川村足谷の登山口から歩く。(小さな沢の多いコース)

  平家平の登山口には、新しい標識がたてられいる。
  8時に登山口を出発する。
  
  樹林帯の中の涼しいコースを歩き始める。
  このコースは、小さな沢がとっても多くて、変化に富んで、
  歩いていて楽しい。

  登山道の周辺や、特に沢の周辺には秋の山草が花盛り。
  登山道も、比較的整備されており、迷う心配は無い。
  
      

足谷登山口




 ■沢の登山道で咲いていた山草
   歩き始めると、登山道でちらほらアサマリンドウが
   咲いている。アサマリンドウは頂上や縦走路でも
   多く見られた。

   シロヨメナ、オオマルバノテンニンソウ、アキチョウジ、
   チジレザサはいたるところで群生している。
   モミジコウモリ??やモミジガサの地味な花も見られる。

   沢沿いには、ジンジソウ、シラネセンキュウ、シコクブシ。
   数は少ないが、、サラシナショウマ、ツルニンジン、
   イシヅチウスバアザミ、季節外れのミズタビラコ。

   沢が多くて、山草が豊富なコースで、来年は
   春から夏の季節にも、歩いてみたいコース。

   
  

葉の形からモミジコウモリ?? モミジガサ(紅葉傘)


サラシナショウマ オオマルバノテンニンソウ ジンジソウ


イシヅチウスバアザミ チジレザサ アキチョウジ


季節外れのミズタビラコ ジンジソウ シラネセンキュウ


シコクブシ ツルニンジン シロヨメナ


 ■平家平の頂上を目指す。
  
   樹林帯の中の涼しい登山道を歩いていくと
  突然、展望が開ける。
  沢が多くてゆっくりとしたので、登山口から
  約3時間もかかる。
  ここからしばらくは、日当たりの非常によい
  斜面の草原を歩く。

  この草原には、アケボノソウ、ミヤマアキノ
  キリンソウ、オトコエシ、ヒヨドリバナなどが
  咲いている。

  10分ほど歩くと、高薮からの登山道と合流。
日当たりの良い草原に出る。


オトコエシ → 
アケボノソウ
   ↓


■平家平の頂上直下の笹原
  
  高薮からの登山道との合流点をすぎて、しばらく登ると、平家平頂上直下の笹原。
  多少勾配が急になるが、非常に見晴らしの良い笹原の中のルートで、気持ちよく歩ける。
  
  アサマリンドウや、ミヤマアキノキリンソウが点在して咲いている。
  ほとんど花期が終わったタカネオトギリの花も見ることが出来た。

  この笹原を登っていると、ランニング姿の若者が何人か、すごい勢いで走りながら降りてくる。
  後で、頂上で会ったコーチ(先生?)に聞くと、高知国体の登山競技のコースになっているそうで
  練習をしているとのこと。
   

 ■平家平頂上(1692.6m)

   足谷登山口から約4時間かかって
   12時に平家平頂上に到着。
   
   少し雲がかかって、もやっていたが
   360度の展望と、広大な笹原が気持ちよい。
   
   平家平の頂上付近は、なだらかな笹原に
   なっているので、展望を楽しみながら、
   ゆっくりと昼食をとる。
   
   
   

   
  






◇平家平頂上からの
  冠山方面


  このあと、稜線沿いに
  冠山の頂上に向かった。

  冠山の後方に見えるのが
  笹ヶ峰と寒風山。

  雲が出ていなければ
  石鎚や瓶ヶ森も展望
  できる。




◇平家平頂上からの赤石山系


  西赤石山、東赤石山、エビラ山、
  二ツ岳が見える。
  


 ◇赤石山系から大座礼山方面の展望  (写真をクリックすると拡大写真


◇冠山から笹ヶ峰、寒風山方面の展望  (写真をクリックすると拡大写真

■平家平から冠山へ
  平家平から、冠山に向かう。
  冠山までは、広大な笹草原の稜線コースで、見晴らしも良い。
  
  アサマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウ、何とか残っているタカネオトギリが咲いていた。
  この稜線沿いで、紅葉始めたナナカマドが見られた。


◇縦走路途中からの、冠山(1732m)
   稜線の両側に広大な笹原が広がる。


◇縦走路途中からの、平家平(1693m)


◇稜線沿いにも、アサマリンドウは多く咲いていた。
  リンドウよりも上品なイメージ。   
  
  ミヤマアキノキリンソウも、稜線沿いで多く見られた。
  


ミヤマアキノキリンソウ     タカネオトギリ



 ■冠山頂上(1732m)

   平家平から約1時間で、冠山に到着。
   冠山の頂上はあまり広くなく、樹木のためにあまり見晴らしは
   良くない。

   頂上から東の方向に、さらに10mほど進んだところに
   笹ヶ峰や寒風山方面の展望が、すばらしい岩場がある。
   ただし、切り立った絶壁のため、要注意。

   ここの頂上で会った、GPSを持った夫婦連れ方に
   冠山から直接、足谷の登山口に降りるルートを教えてもらった。
   下りは、利用しようと思って探してみたがルートが見つからない。
   
   あとで夫婦連れに会ったが、踏み後もはっきり残っていなくて
   足谷に直接降りるルートはあきらめて、途中で引き返して
   きたとのこと。

   今度また、ここに登ったときには、トライしてみよう。
 


冠山の頂上から、平家平  絶壁の岩場の上からの、乳山、笹ヶ峰方面


  ◇笹ヶ峰、寒風山方面の展望  (写真をクリックすると拡大写真
     雲がなければ、石鎚山・瓶ヶ森・伊予富士・筒上山・手箱山などが展望できる。


 ■下山
   
    冠山から足谷登山口への直下ルートはあきらめて、平家平経由で登ってきた道を下る。
    足谷からの登山道は、小さな沢多くて変化に富んでおり、山草も多い。
    頂上や縦走路は、笹原が広がった展望のすばらしい。
    
    春から夏にかけての、新緑の時にまた登って見たいルート。
   


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