四国の山めぐり  石鎚山(1982m) : 2002年 10月5日 

 ■紅葉の石鎚山東綾コース
   
    頂上付近で紅葉が真っ盛りということで、
   石鎚山に向かう。 約3週間前に、東綾コースを
   登ったときには、天気が悪くてほとんど展望が
   利かなかったので、今回は期待して行く。
   
    前回と同じく、家からは旧寒風山トンネルを抜け、
   瓶ヶ森林道を通って、土小屋に向かった。
   瓶ヶ森林道を走っているときにも、今日は天気が
   良くて、見晴らしがすばらしい。
   
    7時50分に土小屋に到着。
   ちょうど紅葉のシーズンと言うことで、駐車場には
   すでに多くの車が止まっていた。
   駐車場からは、石鎚頂上付近の岩峰がよく見える。
   今日は、頂上付近の名勝 ”墓場尾根”にも、
   是非行ってみたいと思いながら準備をする。

 
紅葉の石鎚登山道

      カシミール3Dによる石鎚山 (山旅倶楽部の地図データ利用)

     ◇高度データ
       登山口   :約1492m
       東稜分岐 :約1650m
       天狗岳   :1982m
       弥山    :1974m
       

◇コースタイム
  土小屋登山口(7:55) → 東稜の分岐(8:45〜8:50)
  →南尖峰・墓場尾根(9:55〜11:00)
  →天狗岳(11:10〜11:30)
  →弥山・西壁(11:45〜12:00)
  →二の鎖下の小屋(表参道との合流)(12:15)
  →東陵分岐(12:50) →土小屋登山口(13:50)
   *登山口まで家から約65Km(1時間45分)
  

 ■登山口から東稜分岐へ
   7時55分に土小屋登山口を出発

   ここから、東綾分岐まで、鬱蒼としたぶな原生林の北側斜面や、
   石鎚山頂が展望できる明るい南側斜面のトラバース道を歩く。
   登山道は、良く整備されていて非常に歩きやすい。
  
   秋の山野草はほとんど終わりかけている。
   リンドウ、ミヤマアキノキリンソウ、ヒヨドリバナ、
   ミツバヒヨドリバナ、シロヨメナなどが、なんとか
   咲き残っていた。 
  
   登山道を歩いていても、今日は人が多い。
    
 北側斜面のトラバース道
 鬱蒼としたぶなの原生林


 南側斜面の笹原のトラバース道。
 明るく展望が良く、気持ちよく歩ける。





◇東綾分岐に向かう途中の
  ”鶴ノ子ノ頭”当たりの
  休憩所から望む石鎚
  
 



 ◇東綾分岐に向かう登山道からは
   斜面が紅葉した石鎚頂上の
   岩峰が、はっきり見える。
   
    左のピークが南尖峰
    中央のピークが、最高峰の
    天狗岳(1982m)
    右のピークが、弥山(1974m)

   今日は、東綾を登って、
   南尖峰に上がって、
   岩峰のやせ尾根を歩いて
   天狗岳、弥山を経由して
   下りは、トラバース道を歩いて
   土小屋に戻ってくる予定。
      

■東綾コースを登る
   8時45分に、東綾分岐に到着。
  ここから、石鎚北壁トラバース道の一般ルートと東綾コースに分かれる。
  東綾分岐の、丸太を横たえて小さな休憩所で5分ほど小休止して、東綾コースを出発。
  
  すぐに、急坂。 両手で笹や木をつかんで登る。そのあとも、急坂や小さな岩場が続く。
  さらに登っていくと、笹の急坂の上方に、白骨林が密集しているピークが見える。


  ←笹の急坂を上って白骨林が密集している
    ピークを目指す。


    斜面が見事に紅葉している。
          ↓


  ◇笹の急坂、白骨林の急坂を上ってピークまで上がると
    石鎚頂上の岩峰が目前に迫ってくる。
    その手前の急斜面に見える岩場が、矢筈岩。
         ↓    




  
  
  ◇これから目指す、南尖峰の
    岩峰が、だんだんと迫ってくる。  
  
    手前に見える大きな岩が
    矢筈岩。



筒上山、手箱山方面 瓶ヶ森方面


  矢筈岩の間の笹の急坂、ここを登り切る。

    東綾コースのやせ尾根。
    この岩場の尾根を登ってくる。斜面の紅葉が見事。
    岩場には、イワカガミの葉が多数見られた。
    花期の頃が楽しみ。    



  墓場尾根が見えてくる。↓  



    高知方面の山並み
    右下に墓場尾根  



  ◇東綾コースの最後の難所、南尖峰直下の岩場
    岩の裂け目を、つかみながら登る。
    最も慎重になる所。
    この岩場を登り切ると、南尖峰の東側の
    ピークに到着する。
  

 ■南尖峰(なんせんぽう)に到着、墓場尾根に降りる。

  9時55分、南尖峰に到着。
  東綾分岐より、約1時間。 
  やや霞んでいるものの、雲もほとんどない快晴。  
  天狗岳、弥山や西ノ冠岳、ニノ森等の山々が見渡せる。
  紅葉も見事。
  
  この南尖峰で会った人に、今回是非行ってみたいと
  思っていた墓場尾根まで案内してもらった。

  墓場尾根までは、踏み後が残っている急坂を5分ほど
  下り、岩場を少し上がると、まさしく大砲のようにつき
  だした、大砲岩の間近に到着。

  ここから眼下に墓場尾根が見える。 見事に紅葉した
  中に見える柱状の奇岩群がすばらしい。
  この墓場尾根のビューポイントには、5人ほどが岩場に
  張り付いていた。

  *墓場尾根;柱状節理の岩が、お墓のように見えるので
           墓場尾根と名付けられたそうです。
   南尖峰・天狗岳・弥山と連なる



   ◇墓場尾根
        右の写真の手前の棒状岩が大砲岩


← 南尖峰の急斜面に突きだしているのが墓場尾根



 ◇南尖峰のピーク
   南尖峰のピークは、少し天狗岳より。
   ここのピークからは、東南方向からの天狗岳、奥に弥山が見える。
   北側は、絶壁。

   南尖峰からの天狗岳
   天狗岳の奥には弥山 



  ◇南尖峰からの山景
     西ノ冠岳や二ノ森がよく見える。右には弥山と天狗岳 (写真をクリックすると拡大写真



 ■天狗岳(1982m)
   南尖峰から天狗岳、弥山へと続くルートは、北側が切り立った
   やせ尾根の岩場で、360度の大展望。
   南尖峰からは、5分ほどで天狗岳に到着。
   天狗岳は、石鎚山のピークで西日本の最高点。

   弥山から来る人も含めて20人ぐらいの登山者。
   ちょうど、NHKの撮影隊が、弥山から登ってきていた。
 
   ナナカマドやドウダンツツジが真っ赤に紅葉している。
   頂上の岩場で、咲き残ったリンドウの花が見られた。


 ←天狗岳から望む弥山
    北壁の紅葉がすばらしい



 ◇天狗岳から南尖峰方向の山景
   北壁が切り立った南尖峰が右側手前、瓶ヶ森や筒上山、手箱山が見渡せる。 (写真をクリックすると拡大写真


 ■弥山(1974m)
  天狗岳から弥山へと続くルートも、北側が切り
  立ったやせ尾根の岩場。
  弥山と天狗岳を行き来する人が点々と
  連なっている。
 
  11時45分に弥山到着。
  ちょうど昼時、大勢の人が弁当を食べている。
  弥山には、改築された神殿。その背後には立派な
  山小屋が新築されていた。
  ただし、利用はまだ出来ないようだ。
弥山の頂上(改築された神殿)


    紅葉の天狗岳(弥山から)


 ◇弥山からの天狗岳方面の山景
     瓶ヶ森、岩黒山、筒状山や手箱山が見える。左目前には天狗岳の岩峰。
     霞んでなければ、赤石山景まで見渡すことが出来る。 (写真をクリックすると拡大写真


◇西壁
  弥山から、北側にメインルートを5分ほど下ると北壁。
  ここからは、西ノ冠岳や二ノ森などの石鎚山系に連なる山々や
  縦走路見渡せる絶景のポイント。   (写真をクリックすると拡大写真

  ■下山
   
   南尖峰に着いてから北壁に至るまで石鎚頂上の岩峰を
   2時間弱うろついて、12時に下山開始。

   くさり場の巻き道を降り、15分ほどで鳥居のある二の鎖
   小屋下に到着。 成就社からの表参道と土小屋コースとの
   合流点で、ここでも多くの人が休んでいた。

   ここからは、石鎚北壁の北側トラバース道を下って、
   東綾分岐を経由して土小屋を目指す。

   13時50分に土小屋に到着。
   紅葉と天候に恵まれた、最高の石鎚東綾だった。



成就社コースとの分岐の写真


◇山野草
  今の時期は、秋の山野草、高山植物もほとんど終わっており、見ることが出来た花は少なかった。
  なんとか見ることが出来た山野草は、ミヤマアキノキリンソウ、ヒヨドリバナ、ミツバヒヨドリバナ、シコクフウロ、
  ミソガワソウ、シロヨメナ、ハガクレツリフネ、フクオウソウ、リンドウ、アサマリンドウ、アキチョウジ、
  ミヤマトウヒレン、イシヅチウスバアザミ。

リンドウ シコウフウロ ミソガワソウ ミツバヒヨドリ


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