四国の山めぐり  石鎚山(1982m) : 2002年 9月14日 
  
 ■西日本の最高峰、石鎚山。
   昨年は、2回登ったが今年は初めて。
   今回は、土小屋コースの途中から稜線沿いに、南尖峰から天狗岳、弥山へと続く東稜コースを
   初めて登ってみることにする。

   家からは、旧寒風山トンネルを抜け、瓶ヶ森林道を通って、土小屋に向かった。
   朝から曇りの天気で、瓶ヶ森林道を走る頃から、霧がひどくて視界が非常に悪い。
   ゆっくりと運転しながら約2時間で土小屋に到着。(家から約65km)

   土小屋についても依然として霧がかかっており、石鎚山の姿は全く見えない。
   
 
      カシミール3Dによる石鎚山 (山旅倶楽部の地図データ利用)

     ◇高度データ
       登山口   :約1492m
       東稜分岐 :約1650m
       天狗岳   :1982m
       

◇コースタイム
  土小屋登山口(8:30) → 東稜の分岐(9:30)
  →南尖峰(11:30) 
  →天狗岳(11:50〜12:40)
  →弥山(12:50〜13:00)
  →土小屋登山口(15:30)



■登山口から東稜分岐へ
  8時30分に出発。
  土小屋の登山口からは、良く整備された
  登山道で、非常に歩きやすい。
  
  足下には、アキノキリンソウ、アキチョウジ、
  ミヤマヒキオコシ、ツルリンドウなどの花が
  咲いている。

  しばらく歩くと、ぶなの原生林。
  依然として霧が漂う中で、鬱蒼とした
  雰囲気の中を歩く。

  巻道から稜線に変わる頃には
  リンドウ、アサマリンドウ、ホソバノヤマ
  ハハコやタカネオトギリソウの花も 
  ちらほら咲いている。  

  土小屋の登山口から、約1時間ほどで
  東稜コースとの分岐に到着。

      



ぶなの原生林
アキチョウジ

タカネオトギリソウ



 ■東稜コースを登る。
   東稜コースへの分岐点は、丸太を横たえて座ることが出来る、小さな休憩所になっている。
   霧がかかった状態で、見通しがきかないので、初めての東稜コースに行こうか迷っているところに、
   ちょうど、東稜コースに行こうとしていた2人連れに会う。 コースの様子を確認して、登ることにする。

   登り初めからしばらくは、原生林や笹の中の急坂が続く。 木や、笹をつかみながら登っていく。
   前夜に降った雨のために、笹や樹木は濡れており、直ぐにびしょぬれの状態になる。
   更に、両側に岩が切り立った間を登っていく。

  
 左の写真のような、背丈ぐらいある笹の中や
 下の写真のような、立ち枯れの間の急坂を登っていく。

  登るにつれて岩場が多くなる。
  相変わらずの霧のために、見通しが利かない。
  途中、迷いそうなところもあるが、踏み後とリボンの
  マーキングを確認しながら登っていく。
  岩場を巻いたり、木の根をつかんで登る。
  霧がかかっていなければ、すばらしい展望が望める
  はずだったが。

  東稜コースでも、いろんな山野草が咲いていたので
  ゆっくりと写真を撮りながら登る。
  最後に、大きな岩場を登りきると、南尖峰に到着。 

  東稜の分岐から、約2時間。

  


■東稜コースの高山植物
   東稜コースを登り初めてからも、リンドウ、アキノキリンソウが多く咲いている。
   稀少のアオベンケイソウも初めてみることが出来た。

   更に登っていくと、両側が切り立った岩場。
   この岩に、思いがけずミヤマダイコンソウの黄色い花が一輪咲いていた。
   西日本では奈良県の大峰山と、石鎚山でしか自生していない高山植物。
   見るのは初めて。
   
   この岩場には、ダイモンジソウも咲いていた。
  
  

 ◇アオベンケイソウ(青弁慶草)
    葉が対生して、葉柄が長いのが特徴。
    まれにしか見ることが出来ない稀少植物だそうです。 




 ◇ミヤマアキノキリンソウ
    (深山秋の麒麟草)

   登山口から山頂まで
   いたるところで咲いていた。





  ◇ダイモンジソウ
      (大文字草)


 

  ◇ミヤマダイコンソウ
     (深山大根草)

  切り立った岩場に、
  ミヤマダイコンソウの花が
  一輪咲いていた。
  西日本では奈良県の大峰山と、
  石鎚山でしか見ることが高山植物。

  花期が終わっているこの時期に
  運良く見ることが出来た。
  



■石鎚山頂上の、岩峰を歩く。

  東稜コースの最後の岩場を登って、
  まもなく南尖峰に到着。
  依然として見通しが利かないが、
  時々、雲が風にながされて、前方に最高地点の
  天狗岳が見える。
  
  南尖峰、天狗岳から弥山へ続く岩峰は、
  北側斜面が見事に垂直に切り立っている。
  恐る恐る上から覗いても、霞んで下が見えない。





南尖峰付近からの西日本最高峰の天狗岳(1982m)→
      北側斜面が垂直に切り立っており、
      霞んで、下が見えない。
      この後、稜線沿いに、
      天狗岳から弥山に向かう。
  


◇南尖峰(天狗岳から)
   天狗岳の頂上から、南尖峰。
   雲の間から、時々姿を見せる。




 ◇弥山(天狗岳から)
    弥山頂上には、天狗岳や南尖峰とはちがって、
    大勢の人が登ってきている。
    頂上の神殿が、新しく改築されていた。





  ◇天狗岳(弥山から)
   
    弥山からの天狗岳。
    天狗岳は、石鎚山の最高点で
    1982m。
   
    西日本の最高点。

    頂上付近の岩場で1時間半ほど、
    うろついたり、のんびりする。

    

■石鎚頂上の付近の高山植物
   石鎚の頂上の岩峰でも、リンドウが点在して咲いている。
   弥山では、ミソガワソウやオタカロコウ。
   稜線沿いに自生するナナカマドもうっすらと紅葉している。そろそろ秋の気配。

   南尖峰付近をうろうろしていると、思いかけずイワカガミ。
 
   

   ◇リンドウ(竜胆)
      山頂付近の岩場でも、咲いていた。すばらしい生命力。        


    ◇イワカガミ(岩鏡)
       南尖峰付近の岩場をうろうろしていると、なんとイワカガミが咲いていた。
       春に見られるイワカガミが今頃咲いているとは、びっくり。 2輪咲いていた。     


■鎖場の迂回路から土小屋へ下る。
  下りは、鎖場の迂回路から土小屋に下る。
  東稜分岐を過ぎて、稜線に出る頃には、少し晴れ間が出てきた。
  



   ■下りの登山道で咲いていた山野草
  
      鎖場の迂回路を下っていくと、
      イワアカバナや、ミヤマトウヒレン、イシヅチウスバ
      アザミ、花期が終わりかけたシラヒゲソウ。

      石鎚北壁直下のトラバース道では、
      ミソガワソウ、オオマルバノテンニンソウが
      群生している。

      その中に混じって、白いふっくらとした花穂を持つ
      サラシナショウマやトリカブトの仲間の
      レイジンソウとシコクブシ。

      ハガクレツリフネ、シコクフウロ、
      フクオウソウの花も見ることが出来た。

      
   
オオマルバノテンニンソウの群生
      (大丸葉の天人草)


                       サラシナショウマ(晒菜升麻)


ミソガワソウ(味噌川草) レイジンソウ(伶人草)


シオガマギク シラヒゲソウ シコクブシ シコクフウロ


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