四国の山めぐり  皿ヶ嶺(2002年7月7日) : 1271m

  ■名前が示すように、山の形が皿のように平らになっている皿ヶ嶺。
    皿ヶ嶺は登山道も良く整備されており、季節折々の山野草も多く見ることができます。
   4月と5月に続いて、今年3回目の皿ヶ嶺、ちょうど今の時期ササユリが咲いている・・
   ということで登ってきました。

   これまでの2回は霧や小雨、今日は快晴の最高の天気。
   1100mを越す高地にある湿地、竜神平の景色も楽しみにして皿ヶ嶺に向かいました。

   家を6時に出発して7時15分頃に風穴の登山口に到着。
   登山口までの林道も舗装されていて問題なし。  (家から約60Km)

   風穴より少し下にある水場
   付近は、ちょうど帰りの
   昼頃の時間は、名物の
   ”流しソーメン”で、
   大勢の人でにぎわって
   ました。
  
   今回も、楽をして風穴の
   登山口からのコース。 
足立の庄(今は、ワンワン王国)当たりからの、皿ヶ嶺遠望 

カシミール3Dによる皿ヶ嶺 (山旅倶楽部の地図データ利用)
高度データ  登山口(風穴)  :約 950m
 竜神平      :1145m
 皿ヶ嶺(三角点):1271m

コースタイム  風穴登山口(7:20)→竜神平(8:25〜9:00)→
 皿ヶ嶺頂上(9:45〜9:50)→(三角点、十字峠経由)
 →竜神平(10:30〜11:10)→風穴登山口(12:10)

■風穴登山口周辺
   この登山口には一年中冷気がでる”風穴”があり、
  この冷気を利用して、ヒマラヤ産の青いケシの試験
  栽培をしている。ちょうど今の時期、青い大きな花を
  咲かせていた。

  
  登山道付近は、ギンバイソウの大群生。
  今はまだ蕾の状態。ギンバイソウは純白の花を
  咲かせるが、風穴周辺のギンバイソウの蕾は
  紅色を帯びているのが多い。 
  花が咲いても紅色なのか??
  
  そのほかにも、ホタルブクロ、キツリフネ、ハガクレツリ
  フネ、オトギリソウなどの夏の山野草が咲いていた。



  ギンバイソウの大群生    
     もう少しで開花、紅色を帯びた蕾が多数。


ハガクレツリフネ キツリフネ ヤマホトトギス

オトギリソウ ホタルブクロ   オニノヤガラ(シロテンマ?)
    葉緑素のない腐生植物

■竜神平までの登山道
   快晴の天気で、気温も真夏のように暑い日だったが、竜神平までの登山道は、広葉樹の
   自然林の中で、木陰の中を気持ちよく歩く。途中、樹木の間から川内町の町並みがのぞく。
木陰の中の登山道 川内町の町並み


  

  ○登山道の山野草
    登山道周辺では、ヤブレガサなどが大きく育っていて、
    白い地味な蕾をつけている。
 
    白い小さな花を多数付けているヤマブキショウマや、
    ヤマトウバナも、あちらこちらで見ることができた。

    ヤマアジサイも見頃。青い花の色が鮮やか。


クルマムグラ ヤマブキショウマ ヤマアジサイ


ヤマトウバナ ウツギ



 ■竜神平(1145m)と湿原の高山植物
   風穴の登山口からのんびり歩いて約1時間で竜神平に到着。
   竜神平は標高1145mの高地にある湿原で、
   以前はミズゴケが群生したキれいな湿原だったらしい。
   
   今日は、非常に天気が良く竜神平の全景を見ることができた。
   皿ヶ嶺の頂上に登る前後含めて、この湿原を1時間以上
   ぶらぶらして、楽しんだ。
   
   今の時期、虫がまとわりついてきてうっとうしい季節だが、
   皿ヶ嶺は、ほとんどまとわりつく虫が無く、快適に歩けた。

    竜神平全景(拡大写真




 ■竜神平の高山植物
   季節折々に、湿原特有の高山植物の花が見られる竜神平。
   
   今の時期、最初に目に付いたのが、ハンカイソウ。
   その大柄な黄色い花を、まっすぐ伸びた茎の頂上に堂々と
   咲かせてました。蕾が多く3部程度。
   
   その周辺でミズチドリ。盛期は過ぎており、白い小さな花を、
   何とか見つけることが出来た。
   その他、タチカモメヅル、トゲアザミも咲いていた。

   目当てのササユリは数は少なかったけど、
   足下の笹の中で咲いていた。

   ◇ハンカイソウ
     豪壮(ごうそう)に立つ草の姿を、中国漢の時代の武将
     ハンカイに見立てて名付けられた。
     今の時期、竜神平で一番目立っていた高山植物。




◇ミズチドリ(水千鳥)
    ハンカイソウの傍らで、なんとか咲き残っていた。



◇タチカモメヅル(立鴎蔓)
    深紅色の地味な花を咲かせるタチカモメヅル。ちょうど見頃。


  ■皿ヶ嶺頂上とササユリ
    今回で3回目の皿ヶ嶺だが、これまでの2回は竜神平まで。
    今回初めて頂上に向かった。
    竜神平にあるトイレの右横を抜ける登山道を登っていく。
    頂上までの登山道も良く整備されており、歩きやすい。
    ブナと笹の自然林の木陰の中で気持ちよく歩ける。

    皿ヶ嶺の頂上は、見晴らしはそんなに良くはなかったが、
    生い茂った樹木の間から、町並みや山並みを見ることが
    できた。

    下りは、三角点を通る登山道を利用して、十字峠を目指す。
    十字峠の分岐から、再び竜神平を目指して歩く。
    この登山道も比較的整備されていて、迷う心配はない。
    
ぶなと笹の原生林
皿ヶ嶺頂上 頂上からの遠景


 ◇ササユリ
   今日の目当てのササユリ。竜神平や皿ヶ嶺頂上に登る登山道で笹の中にちらほら。
   もっとも多く目にすることができたのは、皿ヶ嶺頂から三角点に降りる登山道沿い。
   名前の由来通り、葉が笹にそっくり。上品な色をした存在感のある花を咲かせてました。
   蕾は少しで、ちょうど今が見頃のほぼ満開状態。  





   皿ヶ嶺から、三角点・十字峠に下る登山道には、ササユリ以外にもウツボグサやキツネボタンが、
   数多く咲いていた。

   ところどころで、色鮮やかなヤマツツジ。
キツネノボタン ウツボグサ ヤマツツジ


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