四国の山めぐり  銅山越え(約1300m) : 2003年 6月13日  (1/1)


■銅山越え 

 約2年前に犬の散歩をかねて、なにげなく歩いた日浦から銅山越えのコース。 これが山歩きのきっかけとなった。このコースを、約2年ぶりに歩く。 2週間ほど前までは、ツガザクラとアカモノで賑わうが、梅雨入りした今の季節は、歩いている人も少ない。

 家からは、別子ラインを通り、大永山トンネルを抜けて約40分で日浦の登山口に到着。(約26Km)

 
  アカモノ

 カシミール3Dによる銅山越え

 ◇高度データ
  日浦登山口 :約830m
  銅山越え   :約1300m
  
◇コースタイム
  家を出発(9:20) →日浦(10:00) →登山口(10:05)
  →ダイヤモンド水(11:05) →銅山越え(13:20〜14:40) 
  →ダイヤモンド水(16:00) →日浦登山口(16:30)
              *登山口まで家から約26Km

■日浦の登山口から歩く
 10時に日浦の登山口に到着する。 周辺には十分な駐車スペースがあるが、ツガザクラの時期には車であふれかえっている。 登山口には、銅山越え周辺のルートのわかりやすい案内板が立っている。
 歩き始めてしばらくすると、登山道の脇のいたるところで、アカモノが群生している。 花期は過ぎているが、それでも咲き残っているアカモノの花が見られる。

 このコースには、かつて世界一の銅の産出量をほこった別子銅山の遺跡が多い。


 小足谷接待館跡
写真の煉瓦塀の中に、かつて接待館があり、別子銅山を訪れた要人の接待を行った跡。
  劇場跡と小学校跡
この長く続く石垣の中に、小足谷劇場と住友別子小学校跡があった。 この劇場には、京都から歌舞伎の名優も出演し数千人の観衆が見物したらしい。 小学校は、かつて300人もの生徒が在籍したこともあった。



◇しばらくは、沢沿いの登山道を歩く。 雨が降った後と言うこともあり、水量も多くて、水の流れる音を聞きながら歩く。 ダイヤモンド水にいくまでに、一度沢を渡る。
歩いていると、野ウサギに遭遇。 写真を一枚撮って、もう少し近づくと、山に駆け上がっていった。


■ダイヤモンド水
 途中で沢に降りたりしたので、約1時間かかってダイヤモンド水に到着。
 このダイヤモンド水は、鉱脈を探すために1951年にボーリング調査をしたときに、水脈にあたって水がわき出たとのこと。 その時のロッドの先端のダイヤモンドのビットが、水脈に残ったままになったのが名前の由来。

 ここで、ダイヤモンド水でコーヒーブレイクをした後で、銅山越えを目指す。 


◇新緑の、登山道を歩いて、銅山越えを目指す。


沢、自然林、植林など変化のあるルート。 アカモノも、登山道脇で、絶え間なく見られる。




◇登山道から見る山並み
  三ヶ森山、大座礼山、東光森山が見える。 大座礼山と東光森山の頂上付近は、雲に覆われている。 山の赤茶けた斜面を露出しているところは、旧別子銅山の頃の煙害の影響か?

■銅山越え登山道の山野草
 登山道を歩き始めて、最初の花は、ガクウツギ。ヤマアジサイも咲き始めていた。  一番目に付いたのは、アカモノ。 ほとんどが小さな実になっていたが、まだ花も咲き残っている。  
コツクバネウツギ アオテンナンショウ ヤマボウシ


コバノフユイチゴ ヤブウツギ


クルマムグラ サワギク ユキノシタ ギンラン



コナスビ

歓喜坑跡。 別子銅山発祥の坑道 蘭塔場跡



◇ニガナの仲間も多く咲いている。
特に、銅山越えに近づいてくると、群生して咲いている。
↓ ジシバリとジシバリの綿帽子 →


シロバナニガナ ヤマニガナ

■銅山越え

 大山積神社跡や、歓喜坑を通って、登りは牛車道は歩かずに、銅山越えに向かう。
 13時20分、銅山越えに到着する。 時々見えた晴れ間も、どんよりとした雲に覆われてきた。 新居浜市内が一望できる。 銅山越えの岩屑地を散歩する。 昼食を取り、コーヒーを飲んでくつろいでから、14時40分に下山開始。 下りは、牛車道を利用する。 広々としてとっても歩きやすくて、花期が終わったツガザクラの群生も多く見られた。


手前に見える道が、牛車道。 この周辺にもツガザクラの群生が多い。下りは、このルートを利用する。 銅山越えからは、新居浜市内が一望できる。



■銅山越えの高山植物
 銅山越え周辺は、岩屑地。 通常は2000mを越える雪原地帯に生息し、四国では赤石山・銅山越えしか見ることができない、稀少の高山植物、ツガザクラで有名なところ。 愛媛県の天然記念物に指定されている。花期は5月の中旬頃で、今の時期は、花は終わっている。 このあたりで、アカモノ、コメツツジ、ヤマツツジ、ネバリノギランなども、岩屑地に這うように自生して、花を咲かせていた。 シロスミレも初めてみることが出来た。
花期が終わったツガザクラの群生→


アカモノ。 銅山越え周辺は、アカモノがとっても多い。




ホソバシロスミレ  葉が細長くて特徴的。 初めてみたが、真っ白い少し大型のスミレ。


ネバリノギラン→
↓ なんとか咲き残っていたツガザクラ



コメツツジ ヤマツツジ



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