四国の山めぐり  寒風山(1763m)〜笹ヶ峰(1860m) : 2003年10月4日  (1/1)


■寒風山から笹ヶ峰の縦走
寒風山には6回、笹ヶ峰には2回登ったことがあるが、寒風山と笹ヶ峰の縦走路は、まだ歩いたことがない。
今回、初めてこの縦走路を歩くために、Fさんと6時半に車2台で登山口目指して出発する。歩くコースは、寒風山から笹ヶ峰、それから一ノ谷分岐まで歩いて、一ノ谷に下るコース。天気予報は晴れ、山並みを眺めながらの快適な山歩きを期待する。

寒風山トンネルを抜けて、旧国道に入る。すぐに一ノ谷館横の、下山予定の登山口。近くのスペースに、1台を駐車する。その後、旧寒風山トンネルの登山口に向かう。
7時35分に、登山口に到着。すでに5台ほどの車が停まっていた。
寒風山と笹ヶ峰の稜線に広がる
笹草原



 カシミール3Dによる寒風山&笹ヶ峰

 ◇高度データ
  寒風山登山口:約1140m
  桑瀬峠     :1451m
  寒風山     :1763m
  笹ヶ峰     :1860m
  一ノ谷分岐  :約1600m
  一ノ谷登山口 :約730m
◇コースタイム
  家を出発 6:30 → 寒風山登山口着 7:35
  → 登山口出発 7:45 → 桑瀬峠 8:30〜8:40
  → 寒風山 9:45〜9:55 → 笹ヶ峰 11:45〜12:30
  → 一ノ谷分岐 13:50〜14:10 → 一ノ谷登山口 17:00
      
     *登山口まで家から約40Km 


■桑瀬峠を目指す

天気予報に反して、山の稜線はガスに覆われて見えない。 準備をして、7時45分に出発する。
登山口からしばらくは急な坂を登っていく。登山道脇では、白い菊科の花が目立っている。アサマリンドウもちらほら見られるが、陽が当たってないせいか、花は閉じている。

8時30分に、桑瀬峠に到着する。コンビニで買ったおにぎりで朝食にする。ガスで全く展望がきかず、風も強くて、じっとしていると寒い。 
 
桑瀬峠、ガスで霞んで展望はきかない。


■寒風山を目指す。


桑瀬峠で、10分ほど休憩した後、寒風山目指して歩く。
中程にあるぶな林は、葉が黄色く紅葉が始まっている。
ミヤマアキノキリンソウや、シコクフウロは、ほとんど花期が終わっており咲いている花はわずか。



ぶなの自然林も霞んでいる。紅葉はうっすらと始まっている。


もうすぐ、寒風山山頂


シコクフウロ ミヤマアキノキリンソウ


タカネオトギリ アサマリンドウ


■寒風山頂上(1763m)
9時45分に寒風山頂上に到着する。
桑瀬峠からはずっとガスがかかっており、頂上からの展望もほとんど無い。頂上付近は、風も強く、じっとしていると寒いので、10分ほど休憩してから、笹ヶ峰をめざして出発する。


■寒風山から笹ヶ峰の縦走コース
寒風山の頂上からしばらくは、下りのコース。樹林帯の中に入るところもあり、想像していた、笹原の縦走路とは少し違う。樹林帯の広葉樹は、紅葉が始まっているが、色は枯れたようであまりきれいでない。
中程からは、笹原の縦走路となり、後半はゆるやかな勾配を登っていく。
この縦走路を歩いているときに、10人ほどの登山者にあった。今日は、寒風山・笹ヶ峰に登っている人は多いようだ。
ガスの合間から、裾野に広がる広大な笹原が見える。笹ヶ峰山頂が近くなった頃には、時折ガスが風でとばされて、なだらかに丸い頂上を望むことができた。

この縦走路で、樹木に群生しているアオベンケイを見ることができた。


アオベンケイの群生。花が終わって赤い実になろうとしている。


縦走路の裾野に広がる笹原。 天気の良いときに、もう一度歩いてみたい。


もうすぐ笹ヶ峰。 


■笹ヶ峰頂上(1860m)

11時45分に笹ヶ峰頂上に到着。雲の合間から時折青空が除くが、展望はほとんどなし。なだらかな広々とした頂上付近で、10人ほどの先客がくつろいでいる。
笹原に点在しているコメツツジは、褐色に紅葉が始まっていた。風が強いので、風を遮るような場所を探して、インスタントのうどんを作って昼食。


笹ヶ峰の笹原に点在するコメツツジは、紅葉していた。

■一ノ谷分岐への笹原ルート
45分ほど、頂上付近で時間を過ごしたのち、一ノ谷分岐を目指す。頂上からなだらかなルートを下って、15分程すると、紅葉谷経由で丸山荘に向かう分岐。

さらに、乳山のトラバース道を歩く。笹ルートは、刈り入れられて良く整備されている。笹ヶ峰頂上から、約1時間で、銅山越え、赤石山系への分岐の乳山の分かれ。この分岐を、そのまま真っ直ぐのコースを取り、一ノ谷分岐へ向かう。

乳山の分かれ当たりからは、ルートが笹に覆われているが、踏み後がしっかり残っているので迷うことはない。正面に見えるはずの冠山、平家平は、霞んで見えないが、裾野に広がるなだらかな笹原は望むことができる。
13時50分に、一ノ谷分岐に到着する。ここで、しばらくスープブレイクをして、休憩を取る。
笹ヶ峰から歩いて15分で、紅葉谷分岐。
ここを左に進めば、丸山荘に下る。


乳山のトラバース道から見える、裾野に広がる笹原は見事。


なだらかで、広大な笹原


乳山の分かれ 一ノ谷分岐

■一ノ谷コースを下る。
一ノ谷館横にある、登山口を目指して下っていく。一ノ谷分岐からの高度差は約900m。 初めは、よく手入れされた笹ルートを下っていく。しばらく歩くと、広葉樹と針葉樹が混じった原生林。大樹も多い。雰囲気があり、気持ちよく歩くことができる。









◇ルート中程では、少し沢を下る。この沢のあたりも、原生林の中の水の流れがきれいな景色。




さらに進むと植林帯に入る。丸太の橋がいくつもあるが、どれも、朽ちて折れそうなので要注意。途中コーヒーブレイクをして、一度休憩。 5時に一ノ谷の館横の登山口に到着する。




◇一ノ谷に下るルートで一番目に付いたのは、アサマリンドウ。稜線では既に枯れていたり蕾が多かったが、このルートでは、咲いている花も目に付いた。
シコクブシ、アケボノソウ、ジンジソウ、アサマリンドウ、アキチョウジ、シロヨメナ等の花も見ることができた。
シコクブシは2ヶ所で群生していた。
シコクブシ


アケボノソウ シロヨメナ


一ノ谷登山口と、すぐ横にある一ノ谷館。 一度だけここで食べたことがある。


◇単調なルートを予想していた、一ノ谷に下るコースだったが、原生林あり、沢有りで、自然の雰囲気を味わうことができる。充分に楽しむことができた。ルートも良く整備されている。なぜか古びたバイクが3台捨てられていた。
寒風山登山口からの夕暮れ