四国の山めぐり  笹倉湿原(さぞう) : 2003年 9月22日  (1/1)

■笹倉湿原
 1ヶ月ほど前に、笹倉湿原を目指したときには、台風の影響で登山口のある石鎚スカイラインが閉鎖になっていたので、予定を変更して石鎚に登った。今回、再度笹倉湿原を目指す。

 瓶ヶ森林道経由で、石鎚スカイラインの登山口を目指す。瓶ヶ森林道を走る頃には昨日四国をかすめて通り過ぎた台風の影響で、風が強く、ガスもかかって見通しが利かない。気温も低くて、土小屋当たりでは、外気温が9度。
土小屋からは、石鎚スカイラインを走ってかなやま橋の登山口を目指す。

家からは、ちょうど2時間、9時15分に登山口に到着する。この当たりは、谷間のため風は弱い。 気温は11度。
笹倉湿原のウマスギゴケ大群生


 カシミール3Dによる笹倉湿原(黄色が歩いたコース)

 ◇高度データ
  登山口   :約1000m
  笹倉湿原 :約1400m
  
◇コースタイム
  家を出発 7:15 → 登山口 9:15   
  → 登山口出発 9:25 → 笹倉湿原 12:15〜13:30
  → 登山口 15:05
      *家から72Km
  (笹倉湿原までの標準時間は、1時間半から2時間程度)


■笹倉湿原を目指す。
登山口は、”かなやま橋”の面河側、チェーンがかかった所から入る。 はじめは、荒れた林道を歩く。 途中崩れた砂防ダムを渡る。 しばらく歩くと、分岐。 ここで、笹倉湿原と書かれた白い案内板が立てられている樹林帯の坂を登っていく。 ここは、間違いそうな分岐もあるので、要注意。

荒れた林道には、秋の白いキク科の花が目に付く。 アケボノソウや、アサマリンドウも咲いていた。

アケボノソウ アサマリンドウ イナカギク


シロヨメナ ゲンノショウコ イシヅチウスバアザミ シラネセンキュウ


■自然林を歩く
山腹の樹林帯の中を登ると、すぐに植林帯に変わる。 テープを確認しながら進む。 しばらく歩いた後、少し下ると、水が少し流れている、小さな沢に出る。 ここからは、自然林の山道を登っていく。

だんだんと笹が深くなって、腰ぐらいの高さになる。 踏み後と、テープのマーキングに注意しながら、進む。 自然林の中は、倒木も多くて、人の手もほとんど入っていない。 ルートを遮るように倒れている。
 
途中、わさびが自生している沢もある。 さらに進むと、枯れ沢のような苔むした岩を登っていく。 

この辺り一帯は、自然豊富なまさに、生きた森の中を歩いている気分を味わえる。 ただし、人の手があまり入っていない分、ルートから外れて迷いそうな ところもあるので、踏み後と、テープのマーキングに注意しながら歩くことが必要。
植林帯を抜けて、少し下ると小さな沢を渡る。
これから先は、自然に満ちた
樹林帯の中を歩いていく。


カケスの羽根?
”四国 花の山へ行こう”に、似た写真が
載ってあったのを思い出す。
苔の花? 実?


倒木が多い。苔やキノコで覆われている。 




わさびの沢 苔に覆われた枯れ沢

■自然林の山草
自然林の中にはいると、今の時期、目に付く花は少ない。
目に付いたのは、モミジガサ。 ところどころで、アキチョウジやミヤマヒキオコシ。
マムシグサやミツバテンナンショウの赤い実が目立つ。

ミヤマヒキオコシ アキチョウジ


モミジガサ ミツバテンナンショウの実





◇途中、小さな沢のある平らな空間に出る。なぜかさび付いた古い釜風呂が、野ざらしにおかれている。 不思議な空間。

ここで、レイジンソウが群生して咲いていた。




レイジンソウ




◇ヒメシャラの群生
湿原の少し手間で(5分ほど)、樹林帯の中にヒメシャラの群生。 赤みかかった樹皮が目立つ。



■笹倉(さぞう)湿原  :約1400m

 ゆるやかに下っていくと、明るく開けた空間に出る。 周りは樹木に囲まれていて、そこだけが空が抜けている。 ここが、ウマスギゴケで覆われて、表面が丸く凹凸なっている笹倉湿原。
湿原を覆い尽くしているウマスギゴケの明るい緑が美しく、見事。 不思議な起伏、なぜこんな姿ができるのだろう?
周囲は、笹で覆われており、だんだんとウマスギゴケの湿原に侵出してきているらしい。
 
山腹にある踏み後をたどって、向かい側にも歩いていく。スペースを探して、うどんを作って昼食。写真を撮ったりして、1時間以上、ゆっくりした後、登山口を目指して帰る。
ウマスギゴケの笹倉湿原


樹木に囲まれた笹倉湿原、湿原の中にも倒木。


不思議な起伏 ウマスギゴケのアップ


笹倉湿原  (写真クリックで、拡大写真