2005年5月28日 (1/1) 床鍋の登山口から、権現越えの草原、権現岩、藪の権現山を歩く。
1593m

■権現山
 4年ほど前に、近くまでは行ったことはあるが、まだ頂上まで登ったことのない権現山。今日はFさんと権現山を目指す。 
 朝6時に家を出発して、コンビニで買い出しをしてから、登山口の床鍋を目指す。途中にある日浦の登山口には、早朝の6時半すぎの時間ながら、すでに4台の車が駐まっていた。ちょうどツガザクラが見頃の時期で、今日は銅山越え周辺は多くの人で賑わうだろう。 帰り、2時半頃に日浦を通った時には、日浦登山口の駐車場は満車で、周辺の道路の路肩のスペースにも多くの車が駐まっていた。

 筏津を過ぎて、しばらく走ってから、左折して林道に入る。登山口には大きな案内板が立てられている。近くの、5台ほど駐まれそうな駐車スペースに車を止めて準備をする。
 
権現越のシライトソウ

 カシミール3Dによる権現山
(歩いたのは黄緑のルート)

  ◇高度データ
    床鍋登山口   :約690m
    権現越      :1461m
    権現山      :1593m
   
◇コースタイム
家を出発 (6:00) → 床鍋登山口 (6:50) 

登山口出発 (7:00) →沢の休憩ポイント (8:13〜8:44)
 → 権現越の草原 (9:50) → 権現越 (10:10〜10:15)
 → 権現岩 (10:30〜10:40) → 鉄塔 (10:47) 
 → 権現山 (11:13〜11:40) 
 → (鉄塔保線路) → 床鍋登山口(14:10) 
         *登山口まで家から約32Km


■床鍋登山口をを出発
 準備をして、7時に出発する。
床鍋から権現越に至るコースは、東赤石の縦走ルートとして今まで3度歩いたことがある。
 民家の横を登っていく。しばらくは杉の植林地帯が続く。このあたりの植林はよく手入れされていて、明るい。そのためか林床にはシロモジやクロモジも多く見られる。
 アオテンナンショウやナルコユリ、ホウチャクソウも所々で見られる。 一輪見られたイチヤクソウは、小さな蕾。 フタリシズカは部分的に群生している。コガクウツギの白い花も目立っている。
床鍋登山口


よく手入れされている杉の植林 林床には、シロモジ、クロモジ、コガクウツギなど


杉の芽生え フタリシズカの群生


杉の植林帯には、アオテンナンショウが多い。 仏炎包がまだ開いていないのもある。


コガクウツギ ホウチャクソウ


■沢でコーヒーブレイク
 いくつかの鉄の橋を渡る。次第に植林から自然林に変わる。
 登山口から1時間10分ほどで、徒渉のポイント。この沢にも立派な鉄の橋が架かっている。ここでしばらく、コーヒーブレイク。

 コーヒーを飲んでしばらく周辺を散策すると、大きな炭焼の跡。石組みがきれいに残っており、直径は3mから5m程はありそう。別子銅山が栄えた頃には、このあたりの樹木も全て、炭や薪として利用されたのだろう。
 沢の周辺には、山野草も多い。
沢でコーヒーブレイク


そこそこの水量の沢 石組みがきれいに残っている。直径は3m以上はありそうな炭焼の跡。

ギンリョウソウ シコクブシの若葉の群生


クワガタソウ タニギキョウ


クルマムグラ コケイラン ミズタビラコ


ツクバネソウ 花期の終わったエンレイソウ

◇沢を越えると、自然林の中、岩が多くなる。少し赤茶けた岩は、東赤石と地質的に似ているのだろう。途中にシャクナゲの群生しているところがあるが、残念ながら咲いている花は少ない。花季も遅かったようで花もかなり痛んでいる。すこしがっかりしてさらに進むと、もう少し高度の高いところでは、シャクナゲが見事に咲いている。花付きもまずまず。

シャクナゲの群生地帯、残念ながらこの群生地は、あまり咲いてなかった。 だんだんと、赤茶けた岩が多くなる。


権現越の少し手前では、シャクナゲが咲き誇っている。ちょうど見頃、花付きもまずまずまず。 もうすぐ、権現越。登山道の雰囲気が、東赤石のトラバース道の少し下のあたりに似ている。


■権現越え(1461m) 


 自然林の中の登山道を登っていくと、急に眼前に稜線が見え、樹木が無くなり草原が広がる。 9時50分に、権現越えの草原に着く。このあたりも、高山植物の多いところだが、今は咲いている花は少なめ。最も目に付くのは、シライトソウ。

 
 
権現越えの草原、ガスに霞んで見えるのが権現岩。


正面のピークがこれから目指す権現山 権現岩と鉄塔が見える


権現越えの案内板、ここから西に向かえば
東赤石への縦走ルート
尾根の峠が、権現越え。
北側の斜面は大きく崩壊している。


◇権現越えから

  権現岩、鉄塔を歩く

 権現越えでしばらく休んでから、権現山を目指す。
 途中に、権現岩の大岩群があり、分岐した踏み跡をたどると、権現岩にいたる。そのまま権現岩の上に登ってみる。
権現越えから稜線を登る。正面に見えるのが権現岩


権現岩に上がってみる。岩の上は、4畳ほどのスペースがあり、法皇権現が祭られている。


権現岩の近くのオブジェ 権現岩から鉄塔までは、腰程度の藪。5枚程度の葉が輪生しているナンゴククガイソウも、しっかりと育っている。


権現山頂上への分岐。ここからは藪に被われている。背丈を超える藪の中を進む。



 

 権現山の山麓では、ツルギミツバツツジが目立っている。今年の西赤石のアケボノツツジにはかなわないが、山麓に赤い花が目立つ。
 
 


■権現山(1593m)


 11時13分に、四等三角点の権現山の頂上に着く。頂上は2畳ほどの平地があり、周りは笹や樹木に囲まれている。残念ながらガスがかかってきたので、展望は無し。
 権現山からは、岩場の稜線沿いに、二ツ岳までのコースがある。 四国有数の難所のコース。トライしてみたいと思うがまだ自分の気力・体力・技術では難しそう。
 頂上でコンビニのおにぎりを食べて、11時40分に下山開始。下りは、鉄塔保線路を利用する。
権現山の頂上、四等三角点


■権現山の山野草と樹木の花

 東赤石山に続く権現山も、四国の高山性植物が多い。今の時期は目立っていたのは、シライトソウ。マイヅルソウも、そろそろかと思っていたが、つぼみを付けているのもほんのわずか。花が咲いていたのは数輪程度。
 権現越えの北側の崩壊部をのぞくと、シコクハタザオに混じって、数は少ないが薄いピンクの花が見える。少し下ってみると、ユキワリソウが咲いていた。

 タカネバラなどのバラ類もまだ花は咲いてなかったが、樹木の花は多く咲いていた。
 
マイヅルソウ、咲いていたのは数輪程度


ユキワリソウ、北麓の崩壊部に咲いていた。 シライトソウ、3部から5部咲き程度。


ナツトウダイ シコクハタザオ


ツボスミレ サワハコベ


バイケイソウの若葉 ウバタケニンジンとシラヒゲソウ?の若葉





 アオチドリ

 緑色の花を千鳥に見立てて青千鳥というらしい。始めた見た花。

イヨノミツバイワガサ、やっと蕾を付け始めている。 キバナツクバネウツギ


シロドウダン、まだ小さな蕾 イシヅチザクラのさくらんぼ


コハウチワカエデ サワフタギ


コヨウラクツツジ ウスノキ


ヤマヤナギ アオダモ


オオカメノキ ツルギミツバツツジ

■鉄塔保線路で下る
 下りは、鉄塔保線路を利用する。権現山の頂上から藪道を下ると、鉄塔保線路に合流する。よく手入れされたルートで、途中で3、4回程度鉄塔と合流しながら下る。花が終わったショウジョウバカマが多数見られた。




■沢で休憩

 下りの鉄塔保線路でも、徒渉ポイントで小休止する。この沢にもりっぱな鉄製の橋が架けられている。
 ここを越えると、すぐに朝登った本ルートに合流する。さらに少し下ると、朝コーヒーブレイクした沢に出会う。

 下りは、頂上から約2時間半で、床鍋登山口に着く。




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