2005年8月10日 (1/2) 夏の高山植物
八巻山→東赤石→権現越の岩場の稜線ルートを歩く。
1707m

■東赤石山から権現越え
 曇りの天気予報が少し気になるが、今年初めての東赤石に向かう。
 6時10分に家を出発、途中コンビニで買い出しをして、別子花街道を走って瀬場登山口を目指す。
 今日は、八巻山から東赤石頂上を経由して、岩場の稜線を歩いて、権現越えに至るルートを歩く予定。床鍋登山口に下るので、最後は瀬場登山口まで車道を歩く必要がある。  7時に瀬場登山口に到着。(家から31km)

 瀬場登山口には、今年になってトイレが新設された。ローカルニュースでもその時の式典の様子が流れていた。トイレの横には数台程度の駐車スペース。
タカネマツムシソウ


カシミール3Dによる東赤石山 
【ルート】 瀬場登山口→赤石山荘→八巻山→東赤石→権現越え→床鍋登山口
  (黄緑のルートを歩く)  

 ◇高度データ
    瀬場登山口:約650m
    八巻山   :1698m
    東赤石山  :1707m
    権現越え  :1461m
    床鍋登山口:約690m
     
           
 ◇コースタイム
   家を出発 (6:10) → 瀬場登山口 (7:00)
    *家から約31km
   瀬場登山口出発 (7:05) →瀬場谷分岐 (7:48〜8:00)
   →赤石山荘 (10:25〜11:00) →八巻山頂上 (11:43) 
   →(岩かげで雨宿り) →東赤石山頂上 (12:50) 
   →権現越え (14:00〜14:27) →床鍋登山口 (16:35)
   →(車道を歩く) →瀬場登山口 (16:50)   


■瀬場登山口を出発

 新設されたトイレの横の駐車スペースに車を止める。僕の車1台だけ。準備をして7時5分に出発する。
瀬場登山口、新設されたトイレ


 鬱蒼とした登山道を15分ほど歩くと、八巻山の岩山が展望できる開けた場所に出る。少し雲が多いが青空が広がる。まだまだ稜線までは時間がかかりそう。

 ここに、”まむし注意”の注意書きが、かけられていた。展望が開けて日射しもあり暖かい場所なので、まむしもお気に入りの場所なのだろう。しばらくは足下を注意しながら歩く。まむしも怖いが、山での天敵はスズメバチ。スズメバチだけには出会いたくない。
 展望が開けるのはここだけで、すぐに樹林帯の中の鬱蒼とした登山道になる。登山道脇には、モミジガサ、テバコモミジガサが見られるが、まだほとんど蕾。
八巻山の展望


■瀬端谷分岐の一本橋

 7時48分に瀬端谷分岐の一本橋に着く。このルートを歩く時には、最初の休憩ポイントは、いつもこの場所。沢の流れを聞きながらしばらく休憩する。周辺には、まだ蕾のテンニンソウの群生が広がる。

瀬場谷分岐の一本橋


イワタバコ


テンニンソウ、ほとんどは蕾 イワタバコ


■瀬場谷コースを登る

 一本橋を渡ると、すぐに分岐。分岐を右に進めば東赤石山に直上するコース。左に進めば瀬場谷沿いに赤石山荘に至るコース。今日は、左に折れて瀬場谷コースを上る。ここからしばらくは自然林と植林が混じる。
 この分岐から瀬場谷コースの第1徒渉点までが、東赤石までのルートの中で最もきついところ。植林帯も多い。
瀬場谷も分岐点


瀬場谷分岐から、最初の沢を渡るポイント。8時40分に着く。ここも夏場の暑さを忘れさせてくれる和みのポイント。しばらく休憩する。 1年前に赤石山荘の安森さんと一緒に登った時に教えてもらった”東赤石の日本庭園”





瀬場谷コースの第1徒渉点を渡ってからは、とても気持ちよく歩けるルート。勾配も緩やかで、沢のすぐ横を歩く。沢の音が心地よく涼しい。


沢沿いのルート。タマガワホトトギス、モミジガサ、テバコモミジガサが見られるがまだ蕾。バイケイソウやウバユリはすっかり花期が終わっていて、実になろうとしている。




◇ソバナ

 まだ蕾も多い。沢の風に揺れている。


メタカラコウ タカネオトギリ モミジガサ



■瀬場谷コースの第2徒渉点

 分岐を過ぎてからの瀬場谷コースには、徒渉点が2カ所ある。この2カ所の徒渉点の間のルートは沢沿いでとっても快適。
 登山口から約2時間30分かかって、9時40分に2番目の徒渉点に着く。
 
 この第2徒渉点を越えると、ルートは沢から離れて、赤石山荘のある八巻山の南麓に突き上げるような急坂に変わる。この第2徒渉点からはきついコースになるが、ここをがんばれば赤石山荘。
第2徒渉点

■赤石山荘
 樹林帯の中の急坂を登り切ると、前方に八巻山の岩山が開ける。南麓のロックガーデンには夏の高山植物。オトメシャジン、シラヒゲソウなどを写真に撮りながら、10時25分に赤石山荘に着く。

 今日は山荘の主、安森さんは登ってきてないようだ。山荘前では、山のベテランさん2人が昼食中、最近屋久島にも登ったとのこと。花より団子と言われていたが、今回はオトメシャジンを見に来られたとのこと。僕もここで山の話などしながらゆっくりとコンビニのおにぎりを食べる。
 
 八巻山の瀬戸内海側からガスが吹き上げてきて、だんだんと空が暗くなる。
赤石山荘


八巻山、空模様が少し怪しくなる。 南の空には、まだ青空がのぞく





オトメシャジン

 見頃の時期は過ぎているようだが、まだまだ咲いている花は多い。

 






シモツケソウとオトメシャジン

■八巻山を目指す。

 赤石山荘でゆっくりと休憩してから11時に、八巻山を目指して出発する。
 赤石山荘の少し東側から、ほぼ直上ルートで稜線を目指す。 露出した橄欖岩を歩くルート。
東赤石山に連なる八巻山は蛇紋岩系の橄欖岩が露出しており、赤褐色の山肌は四国では珍しいアルペン的な風景を見ることが出来る。
 それに岩場の、夏の高山植物も見応えがある。ゆっくりと写真を撮りながら登っていく。
 それにしても、雲行きが心配。空もだんだんと暗くなる。
赤石山荘を見おろす。


五葉松やクロベも多い ウバタケニンジン、ホソバシュロソウ
ミヤマハナゴケ、クロベ


ますますガスがひどくなり、空が暗くなる。稜線に着く頃には、雨も降り出してきた。




背後に見えるのが、峠にあるキノコ岩。

 至る処でオトメシャジンやコウスユキソウ、タカネマツムシソウが小さく群生している。


コウスユキソウ 岩場の陰でタカネマツムシソウが群生
シコクギボウシは、すっかり花期が終わっている。


■八巻山(1698m)

 八巻山の頂上に着く頃には、雨もひどくなり、遠くで雷の音も聞こえる。しばらく雨をしのぐことが出来そうな岩陰を探して、雨宿りする。

 遠くで聞こえる雷の音が気になる。岩場の稜線だと逃げ場がない。トラバース道に下ることも考えたが、雷も遠ざかって行くようで、雨も小降りになってきた。そのまま稜線を歩いて東赤石山頂を目指すことにする。
八巻山の祠、雨が止むことを願う。


すっかりと、霞んでしまった。


タカネマツムシソウとミヤマハナゴケ コモノギク


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