2005年4月9日 (1/1) 大保子谷(おおふこたに)の林道歩き。
落石や土砂崩れですっかりと廃道になっている。
春の樹木、花盛りの古道を歩く。
約500m〜約1100m

■大保子谷
 昭文社の山と高原の地図を見ながら、午前中の自由時間に歩けるルートを考える。 比較的近くで、今まで歩いたことのない大保子谷沿いの古道を歩いてみることにする。 
 早朝、5時45分に家を出発し、加茂川沿いのR194号線を走る。ここ数日の暑い陽気で、武丈あたりの桜は、すっかり満開になっている。

 五つの谷川(大保子谷、竿谷、桂谷、主谷等)が集まった川来須の、寒風山トンネルの少し手前の分岐を右に折れて、林道に入る。昭文社の山と高原の地図では、この林道を2kmほどの所にパーキングマークがあり車で入れるようにかかれているが、林道の荒れ方がひどい。100mほど林道に入ったが、結局あきらめて、林道の入口の車を止めれそうなスペースまで戻る。
満開のクロモジ


 カシミール3Dによる大保子谷
(黄色のルートを歩く)

     ◇高度データ
        林道入口  :約500m
        歩いた終点:約900m
       
◇コースタイム
  家を出発(5:45)→林道入口到着(6:20)  *家から26Km
   → 林道出発(6:30) 
   → 折り返し点の渓谷(9:10〜9:50)
   → 林道入口(11:40)


■林道を歩く

 林道の入口に車を止めて、6時30分に歩き始める。歩くにつれて、林道の荒れ方はひどくなる。このまま廃道になっていくのだろうか? 右手にある深い谷をのぞきながら、深い山谷の雰囲気を味わいながら歩く。

 このルートは、瓶ヶ森まで続いているが、昼までに帰ってこないといけないので、とりあえず行けるところまで歩いて、戻ってくることにする。
  


右手に深い谷が続く。


早朝は、ガスで霞んでいた。 荒れた林道、落石や崩壊場所が多い。


■橋を渡る

 しばらく歩くと、橋を渡る。大保子谷に流れ込む滝が、橋の横にある。橋を渡ると林道の荒れ方がさらにほどくなる。


所々に小さな沢が流れ込む アセビ(馬酔木)も見頃


完全にルートが崩壊しているところもある。滑り落ちないように慎重に横切る。 立派なコンクリートやブロックの塀。昔は重要な古道だったのだろう。


 荒れた林道をを沢のように水が流れている。 このあたりになると、さらにふきのとうが増えてくる。 ここを越えると林道がUの時に大きくカーブをするが、その先は途絶えている。ここからは山道を上がる。わずかに残るテープを頼りにして、急坂をはい上がっていくと、すぐにまた林道の古道に合流する。ここからさきは藪におおわれたり、斜面の急坂をはい上がったりする。


■樹木の花

 
 大保子谷の古道は、ちょうど春の樹木の花が満開。クロモジやキブシなど、ちょうど見頃。山の斜面には桜もちらほら見える。
 
キブシ、よく見るとひとつひとつがかわいい花。


アセビ 満開のクロモジ


ヤナギ キブシ


フサザクラ ツツジの名前は?


昔、逃げ出したミツマタ 落ちても椿





ヤマツバキ

歩いていると、椿の花が落ちている。落ちても立派に椿。気が付いて上を見あげると、ヤマツバキの花が、高いところに咲いている。

■古道を歩く
 正面に見えるのが、瓶ヶ森。この大保子谷ルートは瓶ヶ森まで続いているが、今ではほとんど利用する人も無い。相当荒れていそう。

 インターネットで大保子谷のことを調べていると、約7年前の遭難事故の記事が載っていた。瓶ヶ森から、東の川に降りる予定が、途中でルートを間違えて、この大保子谷に下ってしまったらしい。3日後に無事救出された。
 古道は、やぶに覆われたり、斜面の急坂をはい上がったりして怪しくなるが、りっぱなブロック塀が残されているところもある。昔は重要なルートだったのだろう。
正面に見えるのが瓶ヶ森


正面に見えるのは寒風山 立派なブロック塀が残る。


苔むした枯れ沢 深い谷


水がしたたり落ちる岩場が多い。ここにもいろんな植物が張り付いている。 コチャルメルソウ

ユリワサビ ユキワリイチゲ


■谷に下りる


 古道が藪に覆われてきて、さらに不明瞭になる。ルートも沢で大きく崩壊。時間も9時をすぎたので、谷に下りて休憩して折り返すことにする。 このあたりでだいたい海抜900m、歩き始めて約400m昇ったことになる。

 谷は、岩で覆われており、結構広い。パンとおにぎりを食べながらしばらく周辺をうろうろして、上ってきた古道を折り返す。




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