2005年4月23日 (1/2) 天ヶ峠から宿へと続く炭の古道を歩く。
春の山野草と、かつての銅山繁栄のなごり
約1300m

■天ヶ峠から宿
  (炭の古道を歩く)

 加茂蕎麦くらぶの”炭の古道山歩き”。 早朝5時に家を出発して、途中コンビニで買い出しをした後、集合場所の西条の森林組合に向かう。
 今日は、川来須方面から天ヶ峠を越えて宿に向かい、笹ヶ峰の登山口に下りるコース。
 まずは、2台の車で出発して、下山予定の笹ヶ峰の登山口を目指す。R194号で下津池より林道に曲がる。この林道の途中で、僕の車が、急にパンクをしてしまった。おそらく、崩れて路面に転がっていた鋭利な石を踏んだのだろう。ここでタイヤ交換して15分ほどロス。
 笹ヶ峰登山口に車一台をデポして、一台の車に相乗。途中で、もう一台の車と合流して、今日の登山口を目指す。
R194の川来須からの天ヶ峠の尾根筋
この峠を越えて、宿に下る予定。


 カシミール3Dによる天ヶ峠
(水色のルートを歩く)

   ◇高度データ
     登山口     :約740m
     天ヶ峠     :約1300m
     宿       :約1300m
     笹ヶ峰登山口:約1000m
◇コースタイム
  家を出発(5:00)→登山口(7:20〜7:30)  
   → 天ヶ峠(11:10〜11:30) 
   → 宿(15:15〜15:30)
   → 笹ヶ峰登山口(16:15)
 


■登山口を出発する

 準備して、7時30分に出発する。出発点は案内標識や踏跡も全くない、杉の植林帯の斜面を登る。いきなりの勾配を10分ほど、手入れされた植林の中をまっすぐに登ると、古い山道にたどり着く。
 今では、崩れたり樹木などが生えた古道だが、別子銅山繁栄の当時は、馬も使って炭を運んだ重要ルートだったらしい。

  
植林の急坂からスタート。


古道にたどり着いたところで、記念撮影 岩に根を下ろしているのは、桜の古木。
堂々たるな老木の雰囲気。


植林と自然林の境界や、自然林の中を歩く。 


ヤマザクラ。幹から大きな枝が折れていたが、折れた枝からも満開の花を咲かせていた。 植林の林床には、クロモジが多い。薄暗い雰囲気に黄色の花が目立つ。葉の繊毛が目立つので、ケクロモジだと分かる。


■自然林の山野草

 
 自然林の中の古道には、山野草が多い。特に、広葉樹の自然林は、豊かな森と感じる。

スミレは花の盛り。 ヤマシャクヤクも、至るところで群生、まだまだ堅いつぼみ。

 
 
タチツボスミレの群生


タチツボスミレ エイザンスミレ ナガバノタチツボスミレ


キランソウ ユキザサ ヤマアイ


自然林の中では、花を咲かせたエンレイソウや、シコクブシの、若葉が目立つ。 ユキワリイチゲの葉も多い。


堅いつぼみのヤマシャクヤクの群生 ツルシキミもところごころで群生


アブラチャン 緑の樹皮が目立つ、葉芽

■天ヶ峠を目指す
 途中、何回か休憩も取りながら、天ヶ峠を目指す。
 自然林の中の古道は、石垣も見られる。今では苔におおわれているが、台風などの災害にも耐えて多く残っている。 石垣によって、水が都合良く排水されているのがいいのかもしれない・・等と話しながらゆっくりと歩いていく。
 自然林の林床にも、苔むした岩が多くて、日本庭園のような雰囲気を出している。古道歩きにふさわしい、気持ちよい。
 今では、ほとんど歩く人もいなくて、荒れた様子の古道だが、危険なところは少ない。2カ所ほどの崩れた沢は、慎重に渡る。
苔むした岩、日本庭園の雰囲気。


石垣が多く残る古道


もうすぐ天ヶ峠。峠の手前にも、かつての炭焼き跡の石垣のくぼ地や、炭の道の石垣が残っている。




■天ヶ峠(約1300m)

 
 11時10分、天ヶ峠に到着する。峠には、大きな石が数個組まれているだけの質素な目印。
 峠からは、樹木越しに、沓掛山や笹ヶ峰が見える。 展望を求めてもう少し稜線を登ると石鎚もきれいに見える。
 しばらく、展望を眺めながら休憩する。
 
天ヶ峠からの笹ヶ峰


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