2006年4月23日 (1/1) 加茂蕎麦くらぶ恒例の、炭の古道探索。
春の山野草と、かつての銅山繁栄のなごり。
約1300m


■天ヶ峠
  (炭の古道を歩く)


 加茂蕎麦くらぶの”炭の古道山歩き”。今日のコースは、川来須方面から天ヶ峠までの炭の古道を歩く予定。今年で3回目の加茂蕎麦くらぶの恒例の山歩き。

 昨日から降り続いた雨も、早朝には止み、昼からは晴れの予報。
集合場所の、かもん194元気館に、8時に着く。 ここで2台の車に分乗して、194号線を走り、旧道沿いの登山口を目指す。
R194の川来須からの天ヶ峠の尾根筋
写真は、2005年4月撮影。当日は雲に霞んでいた。


 カシミール3Dによる天ヶ峠
(水色のルートを歩く)

   ◇高度データ
     登山口     :約740m
     天ヶ峠     :約1300m     
◇コースタイム
  登山口出発(8:45) → 天ヶ峠(11:30〜13:30) 
   → 登山口(15:15)

■登山口を出発する

 出発点の登山口は、案内板もなにも無い、杉の植林帯。準備をして8時45分に、出発する。
杉の植林帯は、間伐や枝打ちなどよく手入れされていて、明るい。林床には、クロモジやツルシキミも見られる。
クロモジの花は、まだ咲いているのはわずかで、今年は少し遅そう。

10分ほど急坂を上ると、石積みされた炭の古道にたどり着く。

  
植林の急坂からスタート。


まずは、岩を抱いた、
山桜を観賞して記念撮影をする。




ツルシキミ クロモジ


 今ではほとんど歩く人もいなく、廃道になっている古道。 崩壊しかかっているところもあるが、かつての石組みがしっかりと残っているところも多い。 炭焼きの跡も残る。
 植林帯を抜けると、自然林が続く。 落ち葉が積もった古道は、ふかふかして快適に歩ける。




◇自然林の明るい林床には、山野草が豊富。いたるところで群生して咲いているスミレが目に付く。じっくり見ると、いろんな種類のスミレが咲いてる。

 シコクブシの若葉や、小さな蕾を付けたヤマシャクヤクの群生も広がる。



ヤマシャクヤクの群生。まだ小さな蕾。 シコクブシの若葉の群生。





◇昔の炭の古道をたどって、天ヶ峠を目指す。 

 かつては、別子銅山の精錬のために、加茂の各奥地で産した木炭を、川来須から馬により、このルートで天ヶ峠を越えて宿(しゅく)に集積し、宿から別子東延まで運搬したらしい。
石組みが残る炭の古道








 崩壊した枯沢を渡る。天ヶ峠はもうすぐ。


 


■天ヶ峠


 2時間45分かかって、11時30分に、天ヶ峠に到着する。
ここからは、沓掛山が展望できるはずだが、今日は雲がかかって残念ながら、見えない。昨年は、この天ヶ峠を越えて、笹ヶ峰ルートの宿まで歩いたが、今日はここで引き返す予定。

少し下ったところで昼食。この当たりにもかつての炭焼きの跡が残る。 コーヒーを飲んでくつろぐ。
天ヶ峠で記念写真






  昼食の後、しばらく周辺を散策する。水が豊富なためか、岩や樹木が苔で覆われている。 原生林の雰囲気が広がっている。

 下山は、登ってきたルートを、折り返す。下りも、古道の雰囲気と山野草を眺めながらゆっくりペースで下っていく。

 天ヶ峠から宿、さらに別子山へと続く炭の古道も歩いてみたい。 
苔に覆われて、原生林の雰囲気が広がる。




■炭の古道の山野草

 
 自然林の古道には、春の山野草が多い。ちょうど見ごろはスミレの仲間。いろんな種類のスミレが群生している。 

 古道には、ユキワリイチゲも多い。花季は過ぎていて数は少なかったが、咲いている花も見ることが出来た。

 蕾のヤマシャクヤクや、若葉のシコクブシの群生も広がっている。違った季節に歩くのも楽しみ。
 
ユキワリイチゲ


ミツバテンナンショウ ネコノメソウ ヨゴレネコノメ


コンロンソウの蕾 ヤマアイ マルバコンロンソウ


エイザンスミレ タチツボスミレ


ヒトツバエゾスミレ ナガバタチツボスミレ


キケマン ヤマエンゴサク


エンレイソウ ユキザサの蕾


ナツトウダイ ルイヨウボタンの蕾