2007年3月21日 (1/1) 新居浜の前座の山、辻ヶ峰
背後には、黒森山・沓掛山・笹ヶ峰・乳山がそびえる。
958m

■辻ヶ峰
  新居浜の前座の山、辻ヶ峰に登る。
新居浜の背後には、赤石山系と石鎚から連なる四国山脈の乳山・笹ヶ峰、さらに沓掛山と黒森山の山々がそびえる。
 辻ヶ峰は、標高958mと1000mに満たない山だが、背後にそびえる石鎚山系や赤石山系の前座の山として、新居浜市の背後に位置する。

 辻ヶ峰からは、 黒森山・沓掛山へと続く稜線があり、この稜線は、”シャクナゲの尾”と呼ばれている。辻ヶ峰に至るルートは、いくつかあるようだが、家から最も近い加茂角野広域林道を利用する事にする。
 今回は、わりと短時間のルートなので久しぶりに、愛犬のみみを連れて行く。  
3本の鉄塔の左のピークが辻ヶ峰
鉄塔は、左から90番、89番、88番
山道で90番と89番の間まで登って、山頂まで尾根を歩く。
(写真は、新居浜のテレビ塔から)


 テレビ棟から望む辻ヶ峰。 辻ヶ峰から黒森山まで、 ”シャクナゲの尾”で連なっている。さらに西には、傾き山(1440m)や峰野峰(1382m)が連なる。
 テレビ棟の山は、小学校の頃の遊び場。そのころは、テレビ棟や滝宮の山を越えることが、大きな冒険だった。

◇加茂角野広域林道(小味地線)を走る。
  家を8時20分に出発して、南へ向かう道を走る。途中で松山自動車道を越えると、すぐに加茂角野広域林道(小味地線)に入る。加茂角野広域林道は、西条の加茂と新居浜の角野(中萩)をつなぐ林道で、まだ全線は開通しておらず、工事中。 家からも近い林道なので、犬の散歩をかねて、何度も歩いたことのあるところ。
  林道横にある小さな池を眺めながら、林道を走る。2004年の台風による土砂崩れのために、長らく不通になっていたが、今は問題ない。前半は舗装されている林道だが、途中からは未舗装。ただし、それほどの悪路でもなく、普通車でもゆっくり走れば問題ない。振り返ると、新居浜市内の展望も開ける。 加茂角野広域林道は、西条の加茂に向けて工事中で、途中に工事車両が何台か停まっていた。

  林道終点は、工事中のために行き止まり。少し手前の広くなっているスペースに車を止める。
人工的に堰き止められて出来た小さな池 新居浜市内が一望できる


加茂角野広域林道、この先は工事中で行き止まり。


 Google Earthによる辻ヶ峰
(黄色のルートを歩く)

   ◇高度データ
     登山口     :約600mぐらい
     辻ヶ峰     :958m     
◇コースタイム
  家を出発(8:20) → (加茂角野広域林道) → 登山口(8:42)
  登山口出発(8:52) → 尾根道出合の三叉路(9:42〜9:47)
  → 90番鉄塔(9:51〜10:10) → 辻ヶ峰(10:17〜10:25)
  → 89番鉄塔(10:39〜10:45) → 登山口(11:13)
       *家から約7km


■登山口を出発する


 8時52分、林道から分岐する山道から登り始める。
 山道の起点は、四国電力の”87番・88番”の表記ある鉄柱があるだけの、登山口。
 登山ルートは、杉の植林帯が続く。 植林は手入れもそこそこされているようで、放置されている感じは無い。 ところどころで分岐する山道があるが、基本的には、道なりのルートをたどっていけば迷うことは無い。
林道から分岐する山道。ここが登山口


登山口の起点には、鉄塔ナンバーの鉄柱 ルートはすぐに植林体に入る





登山口周辺には、春の野草が咲く。






15分ほどで山道が大きく崩壊している。
 崩壊部を巻くように、迂回ルートがあるので問題ない。


  ルートの山道は、良く整備されていて、歩きやすい。 登山ルートとしては、あまり一般的ではなく、歩く人も少ないと思うが、 鉄塔の保守や林業の作業道としてよく使われているのだろう。 
  ずっと植林帯の中で、ほとんど展望は無い。高度を上げるにつれて、うっすらと雪が残る。





  山道には、ショウジョウバカマが多い。葉は青々と育っているが、花はまだ咲いていない。


ミヤコアオイ


ツルシキミ、まだつぼみ 秋の花、ツルリンドウ

■尾根道出合の三叉路
 9時42分、尾根の水平道に出る。 これまで歩いてきた山道が、尾根のルートに合流して三叉路になっている。四国電力の鉄柱には、”89番、90番”と表記。尾根を東に行くと、90番、西に行くと89番の鉄塔に行く。 
 この三叉路には、登ってきた方向に”小味地林道”と書かれている。 それにしても、尾根上のルートは広々としている。軽自動車なら十分に走れそうなぐらいの広さがある。
 
 辻ヶ峰を目指すので、90番と矢印が示している東の方向に進む。尾根上の広々としたルートは、ほとんど水平道、ただし、植林により見通しはほとんど無い。倒木によりルートをふさいでいるところは、倒木をまたいで進む。
尾根道との出合の三叉路
ここを右に進むと、89番の鉄塔
左に進むと、90番鉄塔、さらに辻ヶ峰


四国電力の鉄柱 ”89番・90番” 登ってきた山道の方向に”小味地林道”


尾根上のルートは、広々した水平道

■90番鉄塔。
  尾根の三叉路から5分ほどで、90番鉄塔に着く。 この鉄塔の場所は、南の方向が開けていて、 展望がすばらしい。今日歩いたコースで、唯一展望が開ける場所。

  陽射しもあり暖かく、見晴らしもいいのでゆっくりとここで休憩する。 霞んでいて、くっきりと言うわけではないが、 南方向には、西赤石山・銅山越え・西山の山々、 乳山から笹ヶ峰の山々、 それと沓掛山から黒森山が見渡せる。 特に黒森山は、屏風のように切り立った山容が迫力がある。
  辻ヶ峰から続く尾根”シャクナゲの尾”を歩いて黒森山まで・・の思いを巡らせながら、時間を過ごす。
90番鉄塔で、ゆっくりと休む。


鉄塔の向こうに黒森山や笹ヶ峰がのぞく。 向こうに見えるのは、89番鉄塔
帰りに寄ってみよう。


90番鉄塔からの展望はすばらしい!
赤石山系の串ヶ峰・西赤石山から、平家平、笹ヶ峰、黒森山が一望できる。


辻ヶ峰から黒森山まで尾根で連なっている 笹ヶ峰と乳山はうっすらと白い


■90番鉄塔から辻ヶ峰へ

 20分ほど休憩して、尾根の水平道を東に進む。 だんだんと尾根道も細くなってくる。 すぐに、ルートが分岐する。 尾根道は、少し下り気味に山腹を巻くように進んでいる。 尾根道から分岐した山道は、稜線に沿って登っている。 この山道が、辻ヶ峰へと続くルートだと判断して進む。
 少し急な山道を登っていく。
 
辻ヶ峰山頂への分岐
鉄柱には ”90番と91番”と表記


辻ヶ峰山頂への山道、ルートは明瞭。

■辻ヶ峰山頂(958m)
  10時17分、 少しだけ広がった空地に出る。 周囲を見てもここがピーク、 石柱が2本埋め込まれていて、 ”三等三角”と”△”の表記が、確認できる。 辻ヶ峰と記載された標識は無いが、ここが山頂だと確信する。

  辻ヶ峰の山頂も周囲の植林や樹林により展望はほとんどない。 山頂からは、新居浜の市内の方向(北の方向)へと続く、 ルートがある。わりとしっかりしているルートのようで、テープのマーキングも見える。
  展望も良くないので、10分ほどで山頂を後にして、同じルートを引き返して89番鉄塔を目指す。
小さく開けた空間が、辻ヶ峰山頂
周囲は樹木で囲まれて、展望はよくない。


頭に十字マークの三等三角点 三等三角点のすぐ近くに、△印の石柱


ミヤマウズラ タチツボスミレ

■89番鉄塔
 辻ヶ峰山頂からの下りは、登ったルートを折り返す。
 山頂から15分ほどで、尾根の水平道と山道の三叉路に着く。 この三叉路から先にある89番の鉄塔がすぐ先に見える。 そのまま尾根道を西側に歩いて鉄塔まで行く。
 10時39分に、89番鉄塔に着く。 鉄塔の周囲はきれいに刈られているが、ここも周囲は、植林に覆われていて、展望は無い。 89番鉄塔からも、さらに先にルートはのびているが、 昼から用があるので、同じルートで、登山口まで引き返す。

 11時13分に登山口に着く。
新居浜の背後にある、身近な辻ヶ峰。 そこに至るルートも、辻ヶ峰からのびるルートも いろいろありそう。 1000mに満たない、新居浜の前座の山だが 少し興味を持って帰る。

89番の鉄塔 ノリウツギの花の跡